Such Is Life

soul-searching-diary

「月と六ペンス」

秋の夜長だ(僕の場合は朝長であるが)本でも読もう。ということで

月と六ペンス (新潮文庫)

月と六ペンス  サマセット・モーム著

小説それも名作と呼ばれる作品はあまり得意ではない僕がこの本を読んだのは、

 

・随分前から「月と六ペンス」というタイトルに、何故かしら惹かれていた。清貧なロマンチズムを妄想させてくれる。もしも「月とスッポン」であったなら、どうしていたことだろうか?

・京都にタイトルと同名のカフェがあり、本を読まなくても名作に浸った気分になれるかもと数年前に尋ねたが臨時休業であった。途方もない徒労であった。

・信仰するシマジ教(本物の宗教ではありません)の教祖である島地勝彦先生の推薦本であること。

以上の理由からである。

 

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月と六ペンス (臨時休業だった京都のカフェ)
 

妄想力はあっても想像力の欠乏している僕でも情景に入り込む親しみ易い文体だった。ストーリーも人間の多様性について考えさせられる意味深い内容であった。死ぬまでにもう少しだけ名作と呼ばれるものにチャレンジしようと、ささやかな意欲を持たせて頂いた。

 

さて、以前言葉の恥ずかしい勘違いについてブログを書いた折、ご自身の勘違い体験談を告白なさって頂いた方がいらした。「ペシミスト(pessimist)をペニシスト(penisist)
と言っていた時がある」と…。

 

どうかこの本のタイトルには是非とも気を付けて頂きたい。「月と六ペンス」…ペンスですよペンス。Such Is Life.

 

長雨のおかげで

秋雨前線や台風の影響で、このところ殆ど雨の日が続いている。ゴルフの約束もあったけど、ここ3週連続でキャンセルになった。でも、これは今の僕にとってはネガティブなことではない。

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以前から欲しかった単焦点レンズを買った。実はこれを買うために、暫くの間無駄遣いを慎み節約をしていた。実践してみると僕の消費の殆どが無駄遣いであることに気がついた。ゴルフがキャンセルになったのも幸いして、予算額を達成。長雨もポジティブに過ごせて一石二鳥だった。

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しかし、こんな写真を撮っているようではレンズも無駄遣いだったような気がする…。Such Is Life.

 

映画「バリー・シール アメリカをはめた男」

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「バリー・シール アメリカをはめた男」 2017年 米

監督 ダグ・リーマン  主演 トム・クルーズ

 

パイロットから転身してCIAの任務で武器などを中南米に運び、その傍らで麻薬の運び屋にも手を染めて暗躍した実在の人物バリー・シール。

 

嘘のようなぶっ飛びの事実にハラハラドキドキ!おススメ☆☆☆☆☆!!

 

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はめられましたわ。Such Is Life.

 

台風一過

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大型台風も過ぎ去り、久方振りの青空が広がった。

 

そこで思い出したのが、結構な年になるまで「台風一過」のことを、雨、風、そして過ぎ去った後の青空をセットで「台風一家」と思っていたこと。

 

ついでに恥を晒しておくけど、ニュースで「大雨の影響で東海道線が不通となっています」と言っているのを「普通」なら問題ないじゃないかと思っていたこと。更に「安芸の宮島」は、宮島は「秋」が綺麗なんだろうと思っていた。

 

皆さんにも、こんな恥ずかしい勘違いがあるはずです…(ない?)。Such Is Life.

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ビストロサーカス

エコパスタジアムでラグビーを観戦した後は、そそくさと電車に乗って浜松へ戻る。そもそも僕を誘ってくれた方にとってのラグビーは、これから始まる饗宴のための単なるおとりなのだ。それに食いついたかのように装うのが友人の努めってものだ。

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ビストロサーカス 浜松駅東側高架下

JRが高架下空間の活用に始めた飲食スペース。

 

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内装はサーカスのテント風コンセプト。

 

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4店舗ほどが入店していて、飲み物にハンバーガーやラーメン、それからベトナム料理などを キャッシュオンデリバリーで提供している。

 

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好きな物をわちゃわちゃ選んで飲み食いするのも楽しいもんだ。ラグビーをおとりにして誘い込んだ彼も満足している様子。こんな具合なら、いつでもだまされようではないか。

 

そして、この日あった幾つかの試合のMVPは…

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ジャック・スパロウ!?

 

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こいつ、酒を奢ってくれとねだってくる。そして、腰にぶら下げているコップで一気飲みをする(店の売り上げ貢献のための友情出演らしい)。その飲みっぷりが豪快で、こちらもつられてピッチが上がっちゃう。過去最高は一晩で16杯飲んだらしい(絶句)。そういやあ本物のジョニー・デップも〇乱らしいな…。

 

これでメインイベントも試合終了かと思ったが、

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 延長戦が待っていた。Such Is Life.

 

前哨戦

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トラック屋台が立ち並ぶ公園にやって来た。い~い匂いがするぞ!

 

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一通り屋台を検閲(あんた役所の人か?)してから、ハンバーガーを指名。後方には黄色い液体が…。

 

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ハンバーガーだけでは物足らず、もちもちポテトを追加指名。これで準備完了だ!(なんの?)

 

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実はこの日はラグビー観戦。ヤマハ VS NTT  。ハンバーガーやフライドポテト はラグビー観戦の前哨戦。

 

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 五郎丸選手のフリーキック。最近はニンニンの儀式をしなくなったようだ(キックはしっかり決めていたけど)。ラグビーはルールが分かりにくいなど云々言われるが、僕は結構楽しめる。パワー炸裂の肉弾戦に、男子の逞しさと勇気を感じる(あっちの意味ではありませんから)。地元ヤマハの大勝で、久し振りのラグビー観戦にプチ興奮(そっちの意味ではありませんから)。

 

でも、これも単なる前哨戦だった。本戦の模様は次回のブログで。(本戦って一体何なのだろう…?)Such Is Life.

 

「全東洋街道」

全東洋街道 上 (集英社文庫 153-A)

全東洋街道 下 (集英社文庫 153B)

全東洋街道(上)(下) 藤原新也著

以前、星野道夫著「長い旅の途上」の感想文 をブログした。すると、ご覧頂いたとある知性溢れる淑女から「星野もいいけど、藤原新也も凄いわよ」と 、こちらの本を紹介して頂いた。アジアを400日以上放浪し、人と街とまぐ合い、そこからアジア人の地域毎の魂の違いを導く。

 

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藤原新也

1994年生まれ。福岡門司港出身。写真とエッセイを組み合わせた作品を発表する作家・写真家。本作以外に「印度放浪」などの著作。

 

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 星野が白なら藤原は黒。それも底なし沼の深淵から湧き上がって来たのではないかと思われるほどのグロさだ。普通の人間なら目を逸らしたくなるどん底の世界に敢えて身を投じ、鋭い視線を注ぐ黒い瞳。著者のえげつないほどの洞察と執着に恐怖さえも感じ、そして惹きつけられた。アジアを一括りに見てはいけない。自然、人間、宗教など地域毎の違いが、著者の移動と共に生々しく明らかになっていく(少々僕には難解で理解不能な部分がありましたが)。

 

こんなに眉をひそめながら読んだ本も珍しい。ご紹介を頂かなければ、手にすることはなかったであろうと思われる名作と出会えて良かったです。ありがとうございました。次回は是非とも易しいヤツをお願いします。Such Is Life.