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Such Is Life

soul-searching-diary

朝焼けと虹、そして「人類の星の時間」

早朝の散歩、暫く歩いてから振り返ると東の空が赤く染まっていた。綺麗な朝焼けだ。それから西の空を見上げると大きな虹が架かっていた。端から端まで途切れることのないコンプリートな虹。

 

写真を撮らねばと、カメラを取りに走って家へ戻る。(実際は走ることなど無理で早歩き程度。それでも息が切れた。)

その間、僅か15分位。戻った時には朝焼けは鮮やかだった色を落とし虹は消え入ろうとしていた。もはや写真を撮る状況ではなかった。そんな自然の現象に遭遇するのは偶然であり自然は人間の都合などは受け入れてくれない。

 

 

そこで思い出したのは以前読んだこの本。

人類の星の時間 (みすずライブラリー)

人類の星の時間」 シュテファン・ツヴァイク

ゲーテ、ナポレオン、ヘンデルドストエフスキーなどの天才が輝きを放った12の世界史の運命的な瞬間。ヘンデルの「メサイア」誕生秘話、南極点を目指したスコットの日記など歴史に刻まれた偉業はわずかで稀な時間の中に生まれ、そして長き時間が流れて本当の歴史的な輝きを放つ。

 

「その瞬間」を掴み取れと歴史は教えてくれるが、たった1枚の写真のシャッターチャンスをも逃してしまうおじさんである。明日の朝カメラを持って散歩に出掛けても虹は現れてくれないものだ。