地球の地軸は23.4度傾いている。このことについて考えてみた。
この傾きによって地球上には太陽に近いところと遠いところができる。近ければ暑い、遠ければ寒い。こうして春夏秋冬つまりは四季が生まれる。
上の図は北半球の四季を表しているが、南半球はその逆。日本が夏の時は冬、日本が冬の時は夏となる。
この現象を表現するためによく引用されるのが下の写真。
オーストラリアではサンタクロースが真夏にサーフィンに乗ってやって来るってやつだ。
これはいけない。あのサンタクロースのコスチュームは水を含んだら重くて動きにくいし大体プレゼントが濡れてしまったら子供達が可哀想だ。
要するにサンタクロースを引き合いに使うのは無理がある。
そこで、今回は豆腐を題材に北半球と南半球では季節が逆だということを体感してみる。
この豆腐という食材は季節によって色々な調理方法で味わうことができる優れた食材だ。栄養価も高い。
これは8月初旬日本の一般家庭での夕食。豆腐はよく冷やされて冷奴として食卓に並ぶ。のせられたシソの葉が涼を誘う。暑い日には冷奴だ。
一方こちらは同日のニュージーランドはオークランド市内のとある食卓だ。豆腐は鍋の具材として火にかけられるのを待っている。コンロの燃える炎が暑い日本で見るとうっとおしい。
このように同じ日、同じ豆腐でも日本(北半球)では冷奴で、そしてニュージーランド(南半球)では鍋の具材として調理されている。豆腐の視点から見てみると地球の北と南では季節が逆であることが分かってくる。こうして地軸が23.4度傾いていることを実感できた。
真冬に冷奴を食べる人もいるだろうし真夏に鍋を食べる人もいるだろう。
しかし、それでも地軸は傾いている。Such Is Life.
さらに
ニュージーランドでは鍋の〆にうどんを食べたようだ。現在南半球が真冬であることを確信する。