さてと、小淵沢へ出かけたことは散々書いた。ところが未だ肝心なところは書けていない。これでは旅も道半ばというもの。Such Is Life.
「但馬屋幸之助 たじまやこうのすけ」 (北杜市小淵沢)
このお店は前から知っていたが、なにも小淵沢に来てまでも焼肉食べんでもいいでしょうとの思い。ところが通りがかりに見る度にお客の行列は増えている。この周辺の超人気店となっていたのでポリシーを捨てる。
開店時間を間違えて到着したのが幸いだった。全然待ち客がいないので変だと思ったら開店1時間半前。入口見たらウエイティングリストが置かれていたので3番目に名前を記入。近くのお店や道の駅で時間を潰して戻ってみると☝の人だかり。リストを覗いたら既に2枚半に名前が記入されていた。
焼肉屋としては綺麗な店内。居心地良くてファミリーやカップルで賑わう。
他にも色々ランチメニューあったけど本日の気まぐれランチから
①焼肉盛り合わせランチと②焼肉ハラミステーキランチを注文。何れも1,044円で小鉢、サラダ、ライス、スープ、ドリンク付きという頼もしいCP。
焼肉をビール抜きで食することは失礼だと思うから。
ハラミステーキ。焼いたらハサミで切るよう指導される。
焼肉盛り合わせの牛ハラミ、もち豚、地ドリ。
どの肉も柔らかく深みのある味だった。タレやカラシはさっぱりとしていて本来の肉の味を楽しめよと言わんばかり。
このハラミステーキによって長時間待ってまでも食べに訪れる客の気持ちが理解できた。新鮮さまでをも感じる肉塊だった。
周囲の方達は次から次へと追加の注文を繰り返していた。自分ももう少し食べたい…。でもここで理性が働く。もう頼んじゃあいかん。肉を頼めばビールも欲しくなる。昼だから諦める。「よく我慢した。」とカミさんに褒められる。嬉しい。足らなかった分は夕食で補給すればよい。
こんなところで焼肉なんてとは単なる思い込み。焼肉場所を選ばずと教えてくれたのは但馬屋幸之助。高原の澄んだ空気が肉を美味しくさせるのか。でも焼肉の臭いはしっかりと服に染み込んでいた。
店先の花が綺麗だったので写真に収める。この日は肉を喰らいつつもなんだか心の余裕ってものを感じる不思議な日だった。