八ヶ岳南麓に出かけた際には星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳に立ち寄ることが多い。
「ピーマン通り」と名付けられたショッピング街で散策を楽しむことができる。カフェやチーズ、パンなどを販売する飲食店もあれば雑貨に書籍、家具や服飾などの店舗が軒を連ねる。
この「ピーマン通り」だが、初めて訪れた10年ほど前は空き店舗が多く、いかにも廃れたショッピング街であった。この頃から星野リゾートがホテル再生に着手し現在に至る。足を運ぶ度に宿泊客は目に見えて増え「ピーマン通り」のテナントも埋まっていった。この時を同じくして星野社長は「破綻したホテル(旅館)を再生する会社」として再三メディアに登場する。リゾナーレの再生を垣間見ながら星野社長に興味を抱く。
「星野リゾートの事件簿」
数年前だが星野リゾートの本を見つけて読んでみた。
再生するためのコンセプトづくり、社員のモチベーションアップ、顧客クレームへの対応などに係わる星野社長のスタンスを知る。
「星野リゾートの教科書」
次に読んだのがこれ。星野社長が経営の参考にした本が紹介されている。「理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りにやってみる。」いわゆるブレないことの実践。
ここで紹介された本を数冊読んだが、
「真実の瞬間」ヤン・カールソン
「ビジョナリーカンパニー」ジェームズ・コリンズ、ジェリー・ボラス
「1分間顧客サービス」K・ブランチャード、S・ボウルズ
などが面白かった。成功への礎。
さて、「星野リゾートの事件簿」の第1章「頂上駅の雲海」アルファリゾート・トマム。この本で知った「雲海テラス」を見たくなり娘と出掛けた北海道旅行(’12年)で宿泊。
当日は 残念ながらうっすらとした雲海だったが、
オレンジ色に輝く朝日を見ることが出来た。
「雲海テラス」が創設された経緯を知った上で訪れたトマムは感慨深い思い出の地となった。Such Is Life.