しらびそ高原をドライブしてお腹の調子を整えた我々が目指したのは、
「のんび荘」(飯田市大休) 手打ち蕎麦をメインにした渋い古民家の料理民宿。
「のんび茶屋」 こちらの食堂は食事だけでも利用できる。
大きな古時計が掛かるレトロな店内。腰を下ろすとホッとして和みます。
「十割そば」(季節限定 新そば)大盛りは1枚目を食べ終わる頃に2枚目を持ってきてくれた。味も食感もキリリとした美味しい蕎麦だった。
「馬刺し」 脂の乗りが程々で柔らかくビールが欲しくなる味。
「おたぐり」(馬の腸) 伊那地方のB級グルメというか郷土料理?グルマン准教授の大好物。
宿の脇には渓流もある癒しのロケーション。美味しい空気と共にご馳走を頂いたのだが、しらびそ高原へのドライブの帰り道にうたた寝をした男は車酔いしてせっかくの蕎麦を食べることが出来なかった。
車酔いが治るまで外で景色を楽しんでいたら、
「気持ち悪いの治った!今からもう1回蕎麦食ってきてもいいっすか?」
と一人で店に戻ったけったいなヤツがいた。
コイツ! 窓から見られているとは知らずに先程とは打って変わってバクバク食らいついていた。蕎麦屋に出戻ったヤツを初めて見たぞ!
さあて何だかんだと食ったり飲んだりしたけれど、南信州の旅もそろそろ終わりに近づいた。
件の「コイツ」のリクエストにより栗きんとんを買うために中津川まで足を伸ばす。
「すや」(岐阜県中津川) グルマン准教授お勧めの有名な和菓子店。
大勢の客で賑わっていた。こちらでお土産を仕込んで帰路に着く。
「栗むし羊羹」旬の栗がたっぷり入っていた。甘さは控え目でさっぱりとした上品な味。
結局のところ、本来の目的は霞んでしまうグルマンな旅となる。行く前から判りきっていたことだけど…。おかげさまで楽しゅうございました。
同行の皆様お疲れ様でした。…また行く? Such Is Life.