井筒屋 (北杜市小淵沢町)
八ヶ岳方面に出掛けた際に何回か訪問したうなぎ屋。というか今回は既に白州蒸留所で飲んでいて車で移動できず、小淵沢駅から徒歩圏内にはあまり気の利いた飲食店が無いこともあって訪問。勿論ここのうなぎは美味しくて人気の店なので夏場は大変な混雑になることもあるけど、流石にこの寒い時期は予約しなくてもすんなり入ることができた。
古い屋敷の店内は和洋折衷のスタイルで落ち着いた雰囲気の中でうなぎを頂ける。
今回は二人だったので窓際のカウンター席へ。床暖プラス湯たんぽが備えられていて冷え込みの厳しい時期でもほっこりと過ごすことができる。優しいおもてなし。
それでも宿から歩いてきて体が冷え切っていたので熱燗で中からも暖めよう。
今回は(今回に限ったことではないが)色々食べたいということで会席料理を頼むことに。以下の写真は料理が沢山出てくるけど2種類の会席が入り混じっているため。いくら欲深いといってもこんなには一人で食べられませんから。
季節のサラダと骨せんべい サラダの柑橘系(多分キウイ)のドレッシングがフレッシュで爽やか。
本日のお造り すずきと帆立 海の無い土地のうなぎ屋の刺身とは思えないほどの新鮮な歯応えと味。
手作り豆腐 と とり焼き 皮は香ばしく焼かれているが身はジューシーさの残る柔らかさ。柚子胡椒がツーン!と鶏肉の淡泊さにアクセントを付ける。
肝焼 この肝は苦味が無い。肝好きの方には物足らないのかも知れないが僕は好き。
茶碗蒸し 久しぶりの茶碗蒸、色も味も濃厚な卵に感激。アツアツで口の中を火傷する。あせって食べるからだ…。
本日の天ぷら 大葉の中に塩辛が。これは熱燗に合ってたなあ。
うなぎ白焼 脂は載っているけど臭みは無し。一時期白焼にハマっていたが、最近はうなぎはやっぱりタレだと思うようになっている。
うなぎ蒲焼(吸い物、漬物) 会席のうなぎは半身。だけど、もう十分すぎる。
こちらのタレは甘さ控えめで醤油がきりっと立った辛めの味付け。うなぎはふわふわ。
ほうじ茶ゼリー まったりしたうなぎの後の口の中をさっぱりしてくれる。
GWや夏の繁忙期には出して貰えない会席をゆっくりと堪能して満腹に。
うなぎはホントに旨いけどお値段がね…。も少し安くならんかな…。
うなぎ屋の暖簾をくぐるのには少しの勇気と食い意地が必要…Such Is Life.