カミさんと街中を歩いていると、突然花束を抱えたおじさんが声を掛けてきた。
「男性から女性へ花束をプレゼントして下さい」と。
「…?」
人見知りで小心者で用心深い僕が直ぐに思いついたのは「花束詐欺」
受け取った瞬間に「御代は…」と来るに違いないと訝った。それも花売り娘ならいざ知らず花売りおじさんであるからして益々怪しい。
勇気を振り絞って「どういうことでしょう?」と質問すると
「バレンタインデーに男性から女性へ花を贈ってもらうキャンペーンです」と。
つまり花売り業界がバレンタインデーに花を贈る風習を根付かそうという魂胆らしい。
結局はタダだと分かり安心して貰うことに。ありがとうございました。
未だかつてカミさんに花を贈ったことのない僕は何らかの喜びのリアクションを期待したが、なんだかそうでもない様子…。タダでは女心は奪えないようだ。
女性を喜ばせるためには少しのお金と惜しみない手間が必要。Such Is Life.