古酒 暖流(神村酒造)
とあるバーで沖縄へ取材に行って来たことを告げると店主が差し出したのは泡盛。
かような本格的オーセンティックバーで泡盛を飲もうとは夢にも思わなかったが、もしかすると店主が沖縄の美ら海の思い出を蘇らせてくれようとしたのかも知れない。
そうでなければ単に泡盛がそこにあっただけの話かも知れない…。多分これだと思う。
成り行きはともかく、この泡盛が望外にうまい。
泡盛は好みが分かれる酒だと思うが、自分は嫌いではない。現地でも飲み比べセットを飲んだりしたがガツンと来るのが魅力だけど幾分トゲのある酒でもある。
ところがこの「暖流」は泡盛特有の刺激的な香りはしっかりと主張していながらも実にまろやかだった。
店主もご自身のブログで「良い酒が、良い古酒になる。受け継がれた技と心が育む、やすらぎの琉球泡盛。美味かったなぁ・・・暖流」と書かれていらした。
「角煮を喰っていると泡盛暖流が飲みたくなった。しかし、その暖流は昨夜飲んでしまって空っぽである。」とも記しておられる。
でも、空っぽにしたのは僕一人のせいではないからね。店主も珍しく結構飲んだでしょう?…まあそれだけ良い酒だったということね。
今度はラフテー(沖縄豚角煮)と一緒に楽しみたいものです、「暖流」を。
マスターよ、早速仕入れておくれでないかい?Such Is Life.