「セッション」 (原題 WHIPLASH) 2014年 米
音楽大学でジャズ・ドラマーを目指す学生と指導者とのド迫力の闘い。最初はおっかねえよ。ぶん殴るはシンバルすっ飛ばすし。昔どっかの大学に居た野球部の御大みたいだぞ。
そんな過激なシーンとは別に全編で流れるジャズは乙。演奏シーンも過激にヒートアップして劇場ならではの大音量でジャズを浴びることができる。
この二人の闘いは圧倒的な情熱から生まれ狂気の域までに至る。終盤ちょいと胡散臭いストーリー設定があるものの、この作品はストーリーよりも二人の闘いとカットの良さと音楽を楽しみたい。
J・K シモンズ
超絶な指導で生徒を追い込んでいく指揮者フレッチャー役。アカデミー賞助演男優賞。
マイルズ・テラー ジャズ・ドラマーを目指す夢と才能ある主人公ニーマンを演じる。
ところでこの映画、TVの予告編で見かけて観に行きたくなったのだけど、いつものTOHOシネマズ浜松では上演していなかった。
なんでだ?アカデミー賞を3部門(助演男優賞、録音賞、編集賞)を受賞している作品をTOHOシネマズ浜松は上演しないのだ?
浜松の田舎者にはこのような作品は理解できないとでも思っているのだろうか?
と、突っかかりつつも浜松ってところは文化の香りが薄い土地かも知れない…。
そこで近隣の上演劇場を探してみると、浜松ではCINEMA e~raという劇場でやっていることを発見。この映画館は大劇場では公開されないマニアックな作品やB級映画を上演していて以前から気にはなってはいた。
小さな劇場だけれども椅子も座り心地はそこそこで、何よりも壁に貼られている公開予定のポスターが偏屈おじさんの目を引き付ける作品だった。
こんな映画文化を大切に守ってくれる劇場には頑張ってもらわなければ。
それには自分が足を運ぶことが必須だな。又行こう。
おっと!本題の映画「セッション」は熱くてクール !! 劇場で観るのがオススメ。
Such Is Life.