「じねん はなれ」 (浜松市中区田町)
10年近く前、とある活動で知り合った仲間たちとの飲み会。本来は格式の高い活動での出会いであったが、いつしか単なる酒飲みバカ仲間と化していた。
刺身の盛り合わせ
他にも「座房」や「娯座楼」などの店舗を展開するグループが経営するこちらの店は、食材にこだわりがあり刺身も新鮮で味もヨシ。
生ハム
カウンターに置かれている原木から切り出してくれる。オリーブオイルをかけると塩加減のバランスが良くなり絶妙の生ハムとなる。
茶碗蒸し
隣のお客さんが注文していたので相乗り。別々に頼むと時間が掛かりそうなので。蓋を開けるとおろし生姜が添えられていた。茶碗蒸しに生姜は初体験だったが、ピリッと味が引き締まって素敵な酒のつまみとなっていた。
銀杏
「銀杏にはオスとメスがある」とありったけの知識を熱弁するヤツがいた。そいつがとある活動団体の会長だったことは悲しい歴史である。
天ぷら盛り合わせ
イカ下足が中心の天ぷらだけど、他の料理に比してちょっと…な料理だったかも。
他にも金目鯛の煮つけなどを頂いてお腹が一杯になったところで、件の元会長が「ラーメン食って帰るぞ!」と雄叫びを上げた。
大王 有楽街店 (浜松市中区田町)へ
元会長が勝手に餃子やニラレバ炒めを注文してさらに生ビール2杯飲んでギブアップ。少々気持ち悪くなってきていたのでラーメンはお断りすると元会長はチャーハン大盛りを注文。もう一人のメンバーである元副会長は糖尿病のため炭水化物などの食事制限を強いられているというのにチャーハンを分けてもらってむさぼるように食べていた。
最後はとあるバーへ。ここで偶然にも高名な評論家の先生と遭遇する。先日新聞の記事にも取り上げられていたが、「女性は強くなければ生きていけない…云々」という講演を800人以上の聴衆を前にされた女性である。
彼女が飲まれていた酒はRAPHROAIG(ラフロイグ)。強烈なピートの香りがするスコッチ。店主曰く「やさぐれた酒」である。
「タフじゃなくては生きていけない。やさしくなくては、生きている資格がない」とは名探偵フィリップ・マーロウの名言。「そして、たまにはやさぐれた酒が必要だ」ときたもんだ。Such Is Life.