有馬温泉取材の最終日。いつの日か訪れてみたいと思っていた姫路城へ。
でもその前に朝食を。
本日の朝食は和食。
湯豆腐を柚子胡椒風味の醤油で。朝からこんなものが出てきたら飲みたくなってしまうじゃないか。
この器、砂時計と一緒に運ばれて来たが、「砂が落ちきるまでは蓋を開けてはなりませぬ」と着物姿の仲居さんから注意が。見つめる砂時計の砂は思いの程は早く落ちてはくれない。
…落ちた。
辛抱の末、蓋を開けてみると野菜類の蒸し物が。玉葱が甘くてしっとり。確か淡路島が玉葱の産地だったはず。浜松にもあったな、玉葱村。
ホテルの朝食ビュッフェはそれなりの魅力がある。チャレンジのしがいもある。
だけど最近は、「量より質」という言葉を覚えたのだ。ホテルの和朝食はたまに大当たりも出るし。量はご飯のお代わりでカバーってことで。
こちらの和朝食もご機嫌な内容でしたね。とろろ麦飯がチョイスできたのも朝から満腹感を感じたし。もちろんお代わりしたし。
朝食後もはっきりしない空模様。姫路城はどうしようかとホテルのチェックアウト時間まで様子を伺いながら粘る。そして、何とか雨足が弱まってきたようなので意を決して出発。
姫路城に到着した頃にはなんとか雨も上がってくれて。いざ出陣。
姫路城
姫路は官兵衛や秀吉ゆかりの地でもあるし、世界遺産にも認定されているから一度は見てみたいと。
その大きさに過大な期待を抱いていたが、遠くから見てもこりゃデカイわ。荘厳!壮麗!
世界遺産認定記念ということでこの時期は入場料無料でした。姫路市、やるね。
巨大な木造建築。この東大柱は建築当時からの物とのこと。
6階構造を支える梁も立派な太さ。よくぞ組み上げたものだと感心する。
上階へ上がるための階段が結構な急勾配。上の人が落ちてこないか心配になるぐらい。
なんとか最上階まで辿り着いて「鯱瓦」が眼前に。当時の殿様はここから景色を眺めて何を考えていたのかしらん。
別名「白鷺城」、白亜の壮大で優美な城。まさに、姫路城を見てから死ね。…それはナポリなんだけど、一度は見る価値有り。実印押します。
そして最後は我が家のお約束ごと。変な顔をする決まりにも慣れてきたようだ。
顔出しパネルに収まって姫路城にさようなら。
神戸~有馬~丹波~姫路と続いた取材もこれにて終了。
日頃はのんびりし過ぎていて心配な娘だが、逆に娘に癒された旅だった。Such Is Life.