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蓼科取材② 和田宿 蕎麦や・徳田

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中山道 和田宿

美ヶ原へ登る途中で通った和田宿。こちらで偶然見つけた蕎麦屋で昼食を。

 

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蕎麦や・徳田 (長野県小県郡長和町和田)

通りすがりに立派な古民家(旧家)を改装した蕎麦屋を発見。この日の昼食はノープランだったので、とりあえず寄ってみるかの雰囲気で飛び込み訪問。

 

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ところが、これが予想外に立派なお屋敷で、無理に手を加えていないのも好感。落ち着く。HPには、「歴史的建造物「羽田野家」をそのまま生かした外観や室内」とある。

 

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またHPには、「そば師 徳田偉(すぐる)の技をご堪能下さい。」とも書かれている。そば師徳田さんとは食後にお話をさせて頂いたが、もう一人給仕を担当されている男性がいらした。ここだけの話であるが、お二人共そこそこの年齢で「すいませ~ん!」とお呼びしても、聞こえが悪い様子。その雰囲気も加えてタイムスリップ感満載だ。

 

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エアコンは無い。外は30度を越える暑さなのに、風通しが良い造りなのか、自然の風がそよそよと流れて快適だ。

 

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メニュー。「ダッタン蕎麦」というのが気になる。

 

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 3種盛り @1,600円

左から、ダッタン・さらしな・田舎蕎麦。

ダッタン蕎麦が気になったものの、やはり欲張りな食い意地のためか3種盛りを注文してしまう。「ダッタン」は「モンゴル地方原産のニガ蕎麦ですが、長和町霧山で栽培されるとニガ味がなくなりこの町の名産品となっています。」とメニューに説明書き。

 

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真っ白なさらしな。ダッタンは初めてで珍しさもあったけど、やはり田舎蕎麦が一番蕎麦らしくて舌に合う。写真撮っていたら、給仕のおじいさんから「十割なので乾きが速いから、早く食べてね~。」ってご指導が。ホントにあっという間にパサパサになってしまった。

 

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蕎麦がき @1,100円

カミさんは蕎麦がきを時々注文する。蕎麦がきがお好きな方には申し訳ないが、正直僕は好きではない。蕎麦屋では蕎麦をズルズルすすりたい。だからカミさんには蕎麦を注文してもらって分けてもらいたいし…。

 

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「2階喫茶室」の張り紙があったので探検に向かう。誰もお客は居なかったが、こちらがまた何とも言えぬ古風な雰囲気だ。

 

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調度品も渋くてシンプルに配列されていた。蕎麦は無しでコーヒーだけ頂くだけのもありみたい。どちらかといえば、僕はそちらがオススメかな。別に深い意味はないけれど…。

 

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真空管のアンプもあったりで、店内にはジャズが流れていた。おじいさん二人でやられているとは思えないセンス。失礼ながらバックがいるな、と感じるほどのアート感覚があった。

 

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2階の喫茶室を「素敵ですね。」とお伝えすると(1回目は聞こえなかったみたいなので、2回目は大きな声でお伝えした)、「それでは電気付けましょうかね。」と、おじいさんがアンティークなランプを灯してくれた。

 

まったりだ…。Such Is Life.