Such Is Life

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洞窟探検の旅 其の一 生野銀山 明石のたこ焼き

世の中には様々な趣味をお持ちの方がいらっしゃる。中には傍から見れば奇妙な趣味をお持ちの方もいらっしゃるが、それはそれで個人の楽しみなので否定も肯定もするものではない。何事にも夢中になれることは美しい。

 

ただ困ってしまうのは何らかの事情で自分とは違う風変わりな趣味の方と時間を共にしなければならなくなった時だ。今回お付き合いさせて頂いた方は、鍾乳洞や鉱山などを愛して止まないという「洞窟マニア」だった…。

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生野銀山 (兵庫県麻来市生野町)

こちらは名前も知らなければどこにあるのかも知らなかったのに、洞窟マニアの導くままにこんな所まで来てしまった。6時間近くのドライブだった。

 

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807年発見されたとされ、室町時代より本格的な採掘が始まる。江戸時代に最盛期を迎え昭和48年に閉山された。坑道の中はヒンヤリと寒いくらい。

 

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入場券には「アンダーグランドのロマンあふれる世界を体験して下さい。あなたの知的好奇心はきっと満足するはずです。」とある。これがマニアの気持ちか…。

 

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洞窟マニアはいつもの雰囲気とは違って楽しそう。まるで子供みたいだ。

 

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半信半疑でやって来たが、これはこれで楽しめる。考えてみれば嘗て佐渡金山に行ったなあ。佐渡で他に行くとこなくってね…。「アンダーグランドのロマンあふれる世界」か…。ふふっ…。

 

はあ~、やっと明るい所に出てこれた。

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おこのみ家 えん (兵庫県赤穂市黒崎町)

次の目的地への道中で昼時を迎える。「ご当地物の明石のたこやきを食べよう。」と洞窟マニアがおっしゃるので偶然見つけたお好み焼き屋へ。

 

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たこ焼き

たこ焼きなのに丸くない!?これは初体験。どちらかといえば、僕は洞窟よりこっちが趣味。洞窟の下調べはしなかったものの、明石焼きは食べたいなと思っていた。

 

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明石焼きはだし汁につけて頂く。中がとろっとろ~で熱いのなんのって。だし汁は関西風で薄味。お好み焼きをイメージして食べるとスカをくらっちゃうけど、別物と思えば好みの味だ。ローカルフードのロマンを味わう。食物好奇心も満たされた。

 

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すじ焼きそば

洞窟マニアはすじがダメみたい。ホルモンの類も食べられないのだとか。お上品な方だったのですね。ホルモンには知的好奇心は不要ですものね。

 

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特製お好み焼き

洞窟マニアご発注のお好み焼き。相当に濃厚な味付けだったのに、マニアは追加でソースをドバドバ掛けていた。ドバドバ…と。明石焼きの薄味では物足らなかったようだ。洞窟好きと濃い味好きの因果関係について考察してみたが、貪欲であること以外には顕著な結果は得られなかった。

 

さて、この後は赤穂城址に立ち寄って宿泊地の倉敷へ向かうのだが、こちらは次のお話で…。Such Is Life.