「北海道から届いたから。」と友人がさんまを持ってきてくれた。
背中のあたりを指でつまんで持ち上げてみると、丸々と太っていて重い。
これは旬の秋の味覚を頂いたものだと嬉しくなる。
しかし、どうすりゃいいんだ?
今日はカミさんがいない。明日もいない。あさっての夜にならないと帰ってこない。
(カミさんが居ない事情については触れないが。)
結局、さんまはラップに包まれて北海道の海よりも寒い冷凍室へと運ばれた。
折角の新鮮な産地物を凍らしてしまうとはもったいない。わざわざ自宅に寄ってくれた友人にも申し訳ないことをしてしまった。
さんまの一匹も焼くことが出来ないとは情けない。
カミさんの有り難さをさんまに教えて頂いた秋の日。Such Is Life.