乗り慣れない電車を乗り継ぎ鎌倉までやって来て、昭和レトロなカフェ「ミルクホール」でのランチの後は
鶴岡八幡宮
以前正月元旦に訪れた時には、少しも進むことのない行列を前にして社まで参拝に行くのを断念した思い出がある。この日もなかなかの人出ではあったけど、ゆっくりお参りできた。
境内では餌を求めてリスが直ぐ近くまでやって来る。すばしっこいリスの撮影に夢中になってしまった。
おっと!いけない!今日は電車乗り継ぎの訓練だ。のんびりしている場合じゃない。
江ノ島電鉄に乗ってみることにした。
江ノ電には「のりおりくん」という1日乗車券@600円がある。海岸線や住宅街の狭い間を走る江ノ電に一度乗ってみたかった。スピードもゆっくりでローカル感満載。そして車内では女子高生が勉強をしていた。「アラスカってどこにあるの~?」「アフリカとかじゃなかったあ~?」(それからもアラスカ探しは続くのだが)…これには暇つぶし以上の価値があった。彼女たちにはこれからもより一層勉学に励んで頂きたい。
気を取り直して、最初は「長谷寺駅」で途中下車。
長谷寺
四季折々の花木に彩られ、通年花の絶えることのないその様相は、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれている(HPより)。特に紫陽花が有名みたいだけど、この時期ではねえ…。
観音堂には黄金色に輝く立派な菩薩像が安置されてた。他にも幾つかのお堂や観音ミュージアムなんてのもあって、あちこちに拝観料やら祈祷料を納める場所がある。う~ん(自分はそれぞれ払うつもりはないのだが)、しっかりしてるなあ~と思っていたら、前を歩いている若い女子二人組が「なんかさあ、このお寺ってビジネスライクじゃない?」なんて会話をしていた。ここでは経営学の勉強中であった。
鎌倉大仏殿高徳院
どっしりと青空に映える大仏さん。
横顔も凛々しい。
しかし、後ろ姿は哀愁を帯びている…。
そして再度江ノ電に乗り込んで
江ノ島までやって来た。ここに来たのは何十年振りだろうか。
江島神社
駅からここまで結構な距離を歩く。急な階段を登って直ぐ上の弁財天まで辿り着いたものの、そこでギブアップ。鎌倉での散策と併せてかなりの距離を歩いてヘトヘトだ…。
休憩が必要のようだ。また電車に乗って浜松へ帰る前に水分を補給することにした。
もう一杯飲みたかった水分補給をするべきかと迷ったが、帰りの長時間の電車を考えて節制。さてと、浜松へ戻ります。
キョロキョロしたりウトウトしていると、4時間弱の電車も思ったほどに飽きたりしない。お尻が痛くなってくるのが厄介だが、各駅停車の旅は気持ちものんびり旅だ。
20時30分 浜松駅到着。外に出たら寒かったのでラーメンを食べて帰宅。
かくして乗車訓練は滞りなく遂行された。そして、これが次なる計画への布石であることを誰も知らない。知るわけないか…。Such Is Life.