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Such Is Life

soul-searching-diary

時空を超える旅 カイロ到着 エジプト紀行 vol.1

始まりは新聞に掲載されていた「エジプト7日間9万円」の広告だった。

かねてより「エジプトに行きたい」と言い続けていたカミさんの希望もあり、格安と思えるツアーに飛びついた。テロ事件発生以降、観光客が激減しているというエジプト事情から打ち出された破格のツアーだろう。体験後もあの行程が9万円に収まるからくりが分からないほどだ。

 

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写真を振り返って見てみると色彩が単調である。建造物の大半が茶色だ。エジプトが石で創られた文化であり、年間総雨量が30mlという小雨の乾燥地帯では、全ての物が埃にまみれて赤茶けて見える。そんな訳でこれから紹介させて頂く遺跡や建物の写真は、その歴史的価値を考慮しなければ、どれを取っても代わり映えのしない風景に映るかも知れない。また歴史的な解説は、僕の浅学では役には立たないので遠慮させて頂くことにする。興味のある方は吉村作治先生の著書を購入されることをお勧めします。かような事情をお含み置き頂いて、エジプト紀行をご覧頂けたら幸いです。

 

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コシャリ

成田からの長旅を終えてカイロ到着後に昼食を。今回の紀行文はツアーの時系列に沿って進めさせて頂くので先ずは食事から。コシャリはエジプトの代表的な国民食。パスタとレンズ豆、ヒヨコ豆を混ぜトマトソースをかけた物。フライドオニオンがトッピングされている。酢と辛味ソースをかけて頂くが、至って普通の味。逆に物足りなさを感じて途中で飽きてしまった。

 

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レストランで働いていた若者たち。エジプトの子供たちは喜んで写真に収まってくれる。素敵な笑顔だ。でも食事を終えて外に出たら、おねだりしてきたけどね。

 

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モハメド・アリモスク (1857年完成)

 

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内装も豪華で、天井も瀟洒。宗教の崇高なパワーを感じる。これらの写真を撮るために(モスクなので)帽子を床に置いておいたら、気がついた時には持って行かれてしまっていた。僕がいけないのだが、日差しの強い大地で初日から帽子を失ったのは厳しかった。(これ以上の髪の毛の喪失は許されないので、その後は手拭いを頭に巻いていた)

 

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カイロ考古学博物館

 

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カフラー像

 

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パピルス船に乗るツタンカーメン王像

他にも歴史的価値のある遺品が無尽蔵に展示されているが、何と言ってもツタンカーメンの黄金のマスクや棺が圧巻だ。残念ながらそのブースは撮影禁止となっている。その精緻な細工や華美な装飾は、とても3千年以上も前の物とは思えない輝きを放っている。必見の価値有り。

 

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初日の夕食はターメイヤ。写真奥の緑のボール状の物。ターメイヤはそら豆のコロッケ。これはかなり塩辛かった。イスラームは原則禁酒。幾つかのレストランは酒を注文出来たが、夕食でビールを飲めないのは辛い。

 

食後は再びカイロ空港に戻り、深夜の便でルクソールへ移動。ツアーは格安だが時間の余裕は与えてくれない。添乗員の指示に従って奴隷のように付いていかなければならない。ベッドに潜り込めたのは深夜2時。(酒を飲んだり余計なことをしていたせいもあるが)そして、早朝6時にモーニングコールが鳴り響いた時は「ここは何処?俺は何でここにいるの?」状態だった。エジプトの主たる名所を7日間(現地実質4日半)で巡る旅は超ハードだ。それでも、3千年、4千年そして5千年前のエジプトに出逢えるのかと思うと、気持ちは前へ進めと駆り立てられる。疲れたなんて言ってはいられない。Such Is Life.