Such Is Life

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ポルトガル・スペイン聖地巡礼の懺悔 レオンの告白

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(笑う狛犬の前で)

 神父様、昨日は辛い一日でした。サンティアゴ・デ・コンポステーラが私にとっての聖地ではなかったからです(予定通りだったとの噂もありますが)。それでもここで意気消沈している場合ではありません。私に残された巡礼の時間は限られていたからです。

 

それでは懺悔の続きに入ります。

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カテドラル(レオン)

今日は朝からレオンの散策です。巡礼に出てから最高の天気でした。いよいよ本命が登場する予兆なのでしょうか?

 

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13世紀半ばから建造されたゴシック様式の大聖堂です。

 

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内部は世界最大級1,000枚以上のステンドグラスで彩られています。

 

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好天のおかげで明るい日差しがステンドグラスに降り注ぎ、鮮やかな色彩を奏でていました。全てをお見せできないのが(飽きられてしまうので)残念ですが、これほどまでのステンドグラスはなかなかお目に掛かれないことでしょう。

 

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ステンドグラスで気持ちが満たされたのは生まれて初めてでした。私が腹を満たすことばかり考えている人間と思われている方もいらっしゃるようですが、偶然にしてこのような世界に迷い込むこともあるのです。あくまでも偶然ですが…。

 

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気持ちは満たされましたが、私は何かしらの空虚感を感じていました。ここも私にとっての聖地ではないぞ…と。

 

レオンを後にして次の目的地に向かう途中、ヒホンという街で昼食です。

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こちらは地元民が通うありきたりの食堂でした。どちらかというと私はこんな気軽な雰囲気の食堂が好きです。地元のおっさんにジロジロ見られて、タジタジするのも悪くはないです。

 

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スペインではメジャーなビールのようです。アルコール度数も高くキリッとして喉越しスッキリです。 日を追う毎に暑くなってきていて、ビールは体調維持のために必需品となっています。ビールの後は健康増進のためにワインです…。(ビールもワインも1杯約190円という健康的な値段でした)

 

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姿は大衆食堂の飾り気のない料理ですが、味は申し分ありません。私はビールと赤ワインを頂きましたが、きっと料理を含めても1,000円弱で満足な食事ができるでしょう。自宅の近くに1軒あったらいいのに!的な食堂でした。

 

その後は270kmも移動して

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ビスカヤ橋

ビルバオ(バスク地方の中心地)にある世界遺産。1893年開通の世界最古の運搬橋。

 

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中央辺りにゴンドラがワイヤーで吊られているのが分かりますでしょうか?

 

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大きなゴンドラで車も数台積み込んで川を渡ります。珍しい光景です。…と言いつつ、各地でガイドさんが大きな橋を紹介して讃えていましたが、正直私には橋を鑑賞するなどという教養がないことが分かりました(今さらですが)。

 

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実はこの頃から夜のことを考えると気もそぞろな私だったようです。

 

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夕刻20時頃ホテルに到着しました。私は荷物を部屋に放り投げ、一目散にホテルを飛び出したのです。

 

ここから聖地巡礼の真実のドラマが始まるようです。Such Is Life.

 

そのドラマは次の機会に懺悔します…。