「二人会」 柳家喬太郎 橘家文蔵
未だに解散する気配の無い浜松酒徒倶楽部の会員たちと落語会に参加した。これは酒徒倶楽部文化部のねーさんが、(どーしよーもない)会員の知性教養を何とかしたいとの想いから実現したものである(無駄な抵抗だとは思うが)。部会の本年度指針「いつまでも使えると思うなアタマとカネ」に則したカルチャー活動の一環である。
東京ではチケット入手困難と言われている喬太郎と文蔵の人気師匠による二人会。小さなホールでの落語は、落語家の細かな表情や仕草を肌で感じて、落語の世界にどっぷり浸かることだ出来た。理屈抜きに面白かった。喬太郎師匠マジウケです!ところが終了後に「今の話のオチがわからなかった…」と呟く会員が(誰なんだ?)。こうしてねーさんの願いは虚しくも徒労に終わったのである。
午後4時過ぎにお開きになった落語会。充実したひと時であった。しかし、このまま帰れないのが酒徒倶楽部…。ここからはオチが理解出来なかった准教授(バレたあ!)が鼻を効かせて店探し。
Beer House Tir na n-Og (ティルナノーグ) (浜松市中区田町)
未だ酒場が開く5時前ということで苦労したが、この時間でもアルコールの匂いがする店を准教授の鼻が突き止めた。知能よりも本能が役立つ時もあるものだ。 こちらは伊豆修善寺にある Baird Brewing Company のクラフトビールを提供している。
このあたりで既に落語のことは霞んでしまっている会員たち。
でも食べ物のことは良く知っている。こちらのソーセージは掛川市にある大石農場ハム工房のものらしいのだが、「このソーセージ知ってる~」「ここはたまに寄って買ってくるんだよね~」…。どうも落語よりはソーセージの方が食いつき易いらしい。
そして5時を過ぎ、あちこちの酒場も開店し始めて一般の方たちが(会員たちは普通の人たちではないのか?)飲んでもOKな時間になると
こうべや (浜松市中区田町)
会員の♬ノンノン♬が常連入りを狙っている居酒屋へ。こちらは先日お邪魔した居酒屋さんだ。予約客があるからと言われても、来るまででいいからと無理無理押し入る。
葉生姜
ここのメニューは奥深い。あっさりからこってりまで飲兵衛を虜にして離さない魅惑の品揃えだ。もしも、この店の前を通り掛かったら中の様子を覗いて欲しい。カウンターと同化して目を細めながら酒を煽っている♬ノンノン♬の裏ぶれた姿が目撃できるであろう。
豚足
会員たちに足りないのはコラーゲンではなく教養だというのに…。
イカと野菜のアンチョビ炒め
会員たちの知性教養のためにと想いを巡らせていたねーさんも、いつしか飲み食いに夢中になってしまったようだ。酒に染まれば赤くなる。
チキンカツ
「もうそろそろ予約のお客さんが来る時間だから…」と言われてもギリギリまで粘る会員たち。その粘りを知性や教養を磨くために使えないのか?
止む終えず居酒屋を追い出され、3次会はとあるバーへ。
家庭の事情で落語会後の飲み会に参加出来なかった枡太は、(自ら要求した)差し入れの冷凍たこ焼き(セブンイレブン)を頬張っていた。僕はもっと高級な差し入れをと思っていたが(ということにして)、あまりにも美味そうにたこ焼きを食べている枡太を見て安堵したものだ。(安上がりなヤツでヨカッタ!)
宴はまだまだ終わりそうにないが、思い出すと疲れるので今回のトリは次回のブログへ。本題は落語会だったんだけどねえ…。Such Is Life.