城巡りマニアの運転手としてやって来た四国。二泊目の宿泊地は高知県の宿毛(すくも)。初めて聞く地名だったが、かなりくたびれた町だった(正しくは寂れたではないですか?)
夕食の場所の当てが無いのでホテルで聞いて、「さんがい」という居酒屋を訪問。お店は3階ではなく1階にありました…(苦)。
亀の手
亀の手といっても、あの(海中を泳ぐ)本物の亀の手ではなく、岩に着くフジツボとかエボシガイと同類の甲殻類らしい。殻の中の小さな身は、磯の香りの漂う貝類の味。見てくれよりは美味しくて、珍しいものにありつけた喜び。
カツオ
高知に来たならカツオだ。たたき(藁で炙るやつ)が無かったのは残念だったけど、朝獲れのカツオ(女将談)はモチモチ。後のことは気にせず (考えれない?)、ニンニクと一緒に爆食い(この皿一人前を各自一皿ずつ)。
ネイリ
黒板に書かれていた聞いたことのない名前を女将さんに伺うと「カンパチよ」と。これも新鮮、脂の乗りというよりもシコシコ食感が最高!これも各自一皿ずつ一気食い。
モイカ
まーこれはなんだが、モーイーカ…(恥)。
巻貝
海岸に近い田舎町では、こんなのを手をべちゃべちゃにしながら貪るも楽し。
土佐鶴
ここでも地元の酒を頂いて。新鮮な魚と(今回は込み合っていて注文しなかったが)他にも焼き物や煮物が揃う居酒屋。とにかく安くて気兼ねが要らない。ここは呑兵衛仲間と一緒だったら、どっぷり浸かって翌日は悲惨な朝を迎える匂いがする居酒屋だった。
さて、翌朝も早々にホテルを出発。最終日は高知方面を通過して浜松へ戻るルート。
「日本三大がっかり名所」って知ってますか?
「高知のはりまや橋」「札幌の時計台」は不動のがっかり名所で、第3位には「長崎のオランダ坂」「沖縄の守礼門」「天橋立」などが入賞するようだ。
僕の周囲では「はりまや橋」「天橋立」に続いて「高橋」が、「日本三大がっかり橋」に選定されています。「高橋」ですか?友人ですが…。
はりまや橋 (高知県高知市はりまや町)
う~ん、高橋ほどにはがっかりしませんでした。じゃあ高橋ってやつはどんだけ?
運転の依頼主は高知城や桂浜などを訪問予定だったようですが、往路の大渋滞の恐怖から予定を変更して早めに浜松へ戻ることに。僕的には城巡りはともかく、「高知のカツオのたたき」や「香川の讃岐うどん(こちらは以前経験済みだけど)」が食べられなかったことが、ひじょーに悔やまれる。
それでも帰路の道中に寄ったPA(どこだったかなあ?)のうどんが結構美味しくてプチハッピー。
城巡りの運転手役として参加したけど、自分の興味はやっぱりねえ…。Such Is Life.
*ご依頼主様、貴重な体験をありがとうございました。お疲れさまでした。