Such Is Life

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映画「ウイスキーと2人の花嫁」

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ウイスキーと2人の花嫁  2016年 英

第2次世界大戦中、スコットランドのエリスケイ島沖で大量のウイスキーを積んだ貨物船SSポリティシャン号が座礁した事件の実話を基に描いた物語。原作はコンプトン・マッケンジーが1947年に発表した小説「Whisky Galore」(たっぷりのウイスキー)。

 

浜松酒徒倶楽部文化部発信の「今月のおススメ映画はコレだっ!」に掲載された映画を観に行った。タイトルの「ウイスキー」に単純に反応しただけだとは思うが。

 

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ウイスキーが無ければ夜も開けない人々の住むスコットランドのトディー島。戦火が激しさを増し、彼らにとって生命の水であるウイスキーの配給を止められてしまう。折しも、島の郵便局長ジョセフは2人の愛娘の結婚話に戸惑っていた。「ウイスキーが無ければ結婚式が出来ない!」島民が落胆している最中、NY行きの貨物船が島の沖合で座礁。積荷には1万ケースのウイスキーが。「これはきっと神様からの贈り物に違いない!」島民たちは貨物船からウイスキーを運び出す。そして、積荷を回収しようとする政府と島民たちのドタバタ劇が始まる…。

 

小さな島に住むほのぼのとしたスコットランド人のウイスキー愛と父娘愛がユーモラスに描かれている。スコットランドの原風景と古い建物も見どころ。ウイスキーを飲まなくても、芳醇な香りが漂い心地良く酔わせてくれる逸品だった。

 

酒徒倶楽部の行き当たりばったりな推奨も、たまには当たるんだなあ…。Such Is Life.