極上の孤独 下重暁子著
ふらりと立ち寄った書店のベストセラーだったので読んでみた。
「孤独」というと、なんだか暗くてネガティヴなイメージで捉えられてしまう。言葉を変えて「ひとり」としてみたらどうだろう。「ひとり」は自由だ。周りに気兼ねなく自分がしたいことを何でも出来る。
著者は
「集団の中で本当の自分でいることは難しい」
「孤独を知らない人に品は無い」
「素敵な人はみな孤独」
など、「孤独」の効用を奨励する。
まあ自分はそれほどまでに「孤独」を愛しているわけではないが、同感できる方だと思う。元来、群れる(自発的に何かの集団に属していくという意味で)ことが苦手である。要は身勝手なのだ。勿論社会的に必要とあらばコミュニティーなどのお付き合いはさせて頂くし、楽しい仲間との集まりには積極的に参加させてもらう。しかし、「孤独」を避けるために、自分に無理して気疲れしてまで何かに属すことは望まない。「おひとり様」の方が、より楽しめることもあるからだ。
僕にとっての「孤独」は、自分らしく自由でいられるという意味かも知れない。ポジティブに「孤独」を愉しめたらいいと思う。Such Is Life.