Royal Albert Hall & Arts and Sciences (Kensington Gore London)
1871年開場の楕円形をしたホール。クラッシックからポップスまで幅広いコンサートが開催されている。収容人員は7,000人。
Tony Bennet のコンサートです。決して彼のファンとは言えませんが、レディ・ガガなど実力派女性歌手とのデュエット・アルバム(2011)は聞き応えありました。
「何でトニー・ベネットなの?」と複数の方達から嘲笑を含んだ質問をされました。本心を言うと、この優雅なホールを見たかったのです。何かイヴェントがないものかと探していたら、トニー・ベネットのコンサートがありました。
実は別件で手間取ってしまい開演時間に遅れて到着したのですが、幸いにもショーは始まっていませんでした。
どうやらバンドが前座で演奏して、御大トニーは35分後からの登場だったようです。
バックステージには巨大なパイプオルガンもあり、クラシカルでゴージャスな雰囲気は映画のワンシーンにも出てきそうな古き良き時代の英国を感じさせてくれます。
(撮影可なのですが、ライトが強すぎて御大の顔写らず)
御年92歳のトニーは、時にピアノに寄り掛かり、時にバンドに長々とソロを取らせて休憩しながら、今なお張りのある渋い歌声で観衆を魅了していました。
ホール内にあるバー(幾つかのバーやレストランがあるようです)
御大トニーが最後の力を振り絞りショーがフィナーレを迎える頃、僕はホールの外へ。恥ずかしながらトニーよりも早く息が上がってしまいました(本当は帰りの混雑を避けて)。
贅を尽くした美しいホールでした。Such Is Life.