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焼肉飯田スタイル 「徳山」 南信州の旅 ③

ウイスキー工場見学「御大の館」(下伊那郡高森町)という日帰り温泉でひと風呂浴びて疲れを癒して爽快になる。夜を待っていよいよ飯田の街へ繰り出す。

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焼肉「徳山」(飯田市中央通り)

飯田市や隣の喬木村は人口当たりの焼肉屋店舗数が全国NO.1の地域。不毛な統計とも思えるが、まあ他に食べる物が無かったということらしい。

 

 

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この煙と油のベタベタ感がこの店の真骨頂。もう少し焼きが多いと店の奥は霞んでしまって遥か彼方となる。さらにタレや辛子の瓶を持つだけで手が粘る。

 

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その煙と油対策に写真のゴミ袋(?)が用意されている。逡巡することなく上着を投入しなければ数分で洋服は徳山の香りに包まれることになる。

この店の後で他の店へ入ると地元の人間に「徳山行ってきたでしょ?」と聞かれること間違いなし。

 

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先ずはホルモン系から。この地方のホルモンは予め茹でられていて鉄板で温めるくらいで食す。味付けしていないのでタレに浸けて頂く。

この地方で育ったグルマン准教授にとっては忘れられない田舎のご馳走。

 

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マトン(奥)とサガリ。

こちらも味付け無しだが臭みは感じられない。茹でホルモンに馴染みのない自分にはこちらの方が美味しく頂けた。

 

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兎に角こちらの方たちはガンガン焼いてバクバク食ってグビグビ飲む。間に大騒ぎして又食らう。煙と飛び散った油までをも調味料にして楽しむ焼肉飯田スタイル。

 

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店から出て行くおっちゃんが、「今からおねえちゃんのいる店に行ってくるで、エヘヘ…」「タバコ?うん吸ってないよ。今日は40本くらいだで、アハハ…」と訳の分からない電話をしていた。

 

仲間とフラフラしながら暗闇に消えて行くおっちゃんを見送りながら「これぞ大衆酒場!」と妙な感心をしてしまった。Such Is Life.