暫くの間、ブログを更新していなかった。
お勉強をしていたからである。とある大きな交渉事を抱えているからだ。
ハーバード流交渉術 ロジャー・フィッシャー著
最初の交渉では、この本が役立った。
兎に角相手の条件や感情をより多く引き出すことを目的とした。
・相手の気持ち、利益を考え共感する
・一緒に解決していくべき共通の問題というコンセンサスを作る
・「ケーキカットのルール」相手にケーキを切らせて自分がどれかを選ぶ
なんて事が書かれていた。
但し、これを読んだからといってハーバード大学生並みの頭脳が身に付くわけではないことは百も承知。
そこで自分が立てた作戦は、あしたのジョーの「両手ぶらり作戦」
相手に言いたい放題言わせてこちらはひたすら頷く、最後は本音を引き出すことに。
このラウンドではパンチはかなり浴びたが相手の体力は消耗した筈だ。
さて次の交渉に向けては
最高の戦略教科書 孫子 守屋淳著
歴史上の将軍あるいは戦略家から経済界の著名な経営者にまで愛読されている孫子の兵法。これを現代に則して分かり易く解説されている。
「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」
~彼を知り、己を知るならば、絶対に敗れる気遣いはない~
多くの経営者が座右の銘にもしている有名な言葉。情報量の重要性。
「兵は詭道なり」
~戦争とは所詮だまし合いに過ぎない~
臨機応変に動く、こちらを小さく弱く見せる、こちらの意図を間違って認識させる。
次のラウンドではこの辺を頭に入れて相手が打ってきたらジャブを出してみようかと。
作戦名は「後出しじゃんけん」Such Is Life.