Such Is Life

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「過剰な二人」を読んだ

過剰な二人

「過剰な二人」を読んだ。

幻冬舎創設者である見城徹の本は過去にも2冊読ませて頂いたが興味深い人である。不況真っ只中の出版業界で独立し、出版会社を立ち上げ成功させた奇跡の人と言っても過言ではないだろう。

見城は若い頃、石原慎太郎に小説を書いて貰うために石原作の「太陽の季節」を全文暗記して臨み、初対面で暗唱を始めたら「わかった。もういい。お前と仕事をするよ」と石原に言わしめさせた逸話がある。

この人の「圧倒的努力」という言葉に惹かれた。

 

そして今回は林真理子との対談から生まれたエッセイ。見城は林の作家としての才能を見出し、恋人以上の付き合いをして林を売り出していったがその後決別。10数年振りにヨリを戻しての再会。正直言って林真理子は好きではなかったし興味も無かったが、見城との対談ということで読んでみた。林の経歴、考え方を垣間見て僕の林に対する思いは単なる先入観による嫌悪であったようだと気付く。でも好きになったとは言わないが…。

 

成功された方たちの過去の決意、努力、苦労は全てを表現することは文筆家でも難しいだろうが、この方たちは過去の苦難を栄養に替える才能があるんだなと。

 

そして、現在僕は見城徹に賭けている。見城さん、お願いします!

何を?それは成功したらのお話で…。Such Is Life.