箱根でも早起き、というか何処に居ても目が覚めてしまう年頃。暗い内から日が昇るのを監視しておりました。やっと来ましたよ!
渡邊ベーカリー(箱根町宮ノ下)
宮ノ下にある明治24年創業の老舗ベーカリー。エキシブでの食事はお高いので、前日に朝食用のパンを仕入れておいた。エキシブさん、ごめんなさい。
生地の部分はしっとりと柔らかい。中身はこってりで朝食としてのエネルギーは十分。
チーズ入り焼カレーは勿論のことだが、ビーフシチューも濃厚。深い味わい、流石は人気のパン屋さん。
因みにこれは昨夜の夜食のカレーパン。向かいの富士屋ホテルのベーカリーで入手。
渡邊ベーカリーのカレーパンは揚げてないが富士屋は揚げパン。カレーもどっしり入っていて夜中に胃が重かった。
朝風呂に浸かったりして、チェックアウト時間ぎりぎりまでホテルでのんびりしたら
富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)
明治11年創業の日本初のリゾートホテル。チャップリンやヘレンケラー、そしてジョン・レノンもお泊りされたクラッシックホテルの草分け。
ホテル前の道路は箱根駅伝のコースなのでテレビでもよく紹介されている。余談ではあるけれど、この坂道は車で走っても急な坂だと思うのだから、ここを走る学生さんは凄いな。
近隣にある嶋写真店には当時の写真が飾られていた。
左上はジョン・レンノとヨーコ・オノの家族、左下がチャップリン。
クラシカルな雰囲気に浸るも良し、絵画、書、彫刻の美術品を愛でるも良しで、館内を見学するだけでも価値有るホテル。
それだけでも十分な価値有りではあるけれど、記憶に残る体験もしたい。
メインダイニング
せっかくなのでランチを頂くことに。前日にドアマンの方に聞いたら、予約をしておいた方が良いとのことなのでオープン時間に予約。日頃から余程の混雑をするのだろう。
雰囲気いいぞ…。ちょっと緊張してしまうけど…。で、オーダーは有名なカレーを。
先ずフォークと薬味が運ばれてきて係りの方から説明がある。
「当ホテルでは昔からフォークでカレーをお召し上がり頂いております。もちろんスプーンの必要な方はお持ち致しますのでお申し付け下さい」
「薬味はラッキョウ、レーズン...」と6種類全てを丁寧に説明してくれる。
どうやらランチでは殆どのお客さんがカレーを注文しているようで、あちこちのテーブルから同じ説明の声が聞こえてくる。大変でしょうし面倒ですから初めからスプーンも持って来られたらと要らぬ心配をしてしまった。
ビーフカレー
まろやかだけどコクのあるカレー。ビーフは相当煮込まれているのだろう、口の中でとろけます。お上品なカレーでございます。
シーフードカレー
シーフードにはサフランライス。ルーの辛さを抑えているのでライスでバランスを取っているのだろうか。ホタテやイカの具材もカレーに入れてはモッタイナイぐらいのレベルだ。おいしゅうございました。
念願叶って富士屋ホテルのカレーを体験できた。カレーの味は好き好きなので味は二の次としても、クラッシックホテルのレストランの張り詰めた空気を味わえただけでも満足。但し、値段はカレーの属する領域からは外れている。つまりは思い出作りの代償だと思えばそれで良い。
さて、富士屋ホテルとお別れして
御殿場プレミアムアウトレット
帰路の途中でアウトレットでショッピング。ここは初めてだけどデカイなあ。
あれだけ沢山の店と商品が溢れていると安いんだかどうなんだか感覚が鈍くなる。あせって買うと買いすぎてしまうから、ちょっとだけ買い物して帰宅…。
記事を書いていて気が付いた。
富士屋ホテルのカレーパン。
渡邊ベーカリーのカレーパン。
富士屋ホテルのカレーライス。
箱根でカレーばかり食べていた。
そして、昨夜はタンドリーチキンだった。
なんも考えちゃあおらんな。Such Is Life.