野球は得意ではない。が、何年か前にメジャーリーガー・イチローが絶好調の頃、背番号「42」を付けてプレーをしている話題をニュースでやっていた。
これは「ジャッキー・ロビンソンデー」というイヴェント。黒人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを讃え、彼がデビューした4月15日には毎年MLBの選手全員が彼の付けていた背番号「42」を付けてプレーをするらしい。
それほどにジャッキー・ロビンソンの偉業は凄いということだ。
それから気になっていた背番号「42」
すると数年前に彼の物語が映画化された。
「42 ~世界を変えた男~」 2013年 米
主演 チャドウィック・ボーズマン ハリソン・フォード
封切時に観たいと思っていたが叶わず、先日TVで放映されたので鑑賞。
未だ根深い人種差別社会の1940年代のアメリカでメジャーリーガーを目指すジャッキー。白人とは一緒にホテルに泊まることもシャワーを浴びることも許されない時代。チームメイトに受け入れられないのはもちろんのこと、試合では観客や相手チームからブーイングのバッシングを受ける。それらの苦境に耐え努力を続け、やがて仲間からも認められるスター選手へと育っていく…。
冒険家インディアナ・ジョーンズも随分と歳を取ったが、ハリソン・フォードは渋いやね。彼がジャッキーを育てていく姿も見所。
背番号「42」はMLB全球団の永久欠番。
現在あらゆるスポーツの世界で肌の色が違っていても誰にでもチャンスが与えられるのは先駆者の努力と忍耐のおかげ…。
素直に楽しめて感動できる映画だった。Such Is Life.