Such Is Life

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洞窟探検 其の三 鍾乳洞ハシゴ 井倉洞~満奇洞

洞窟マニアと探検に出掛けて倉敷に宿泊したものの、「俺は倉敷に来たことがあるから美観地区には行かん!」と相変わらずの傍若無人振りを発揮するので、

f:id:bucketlist:20160926110941j:plain倉敷美観地区

 まだ日も昇らぬうちに洞窟マニアには内緒で、ひとりテクテクと徘徊してみた。人通りも殆どなく、当然お店も開いていない。でも静寂の中の歴史的な白壁の屋敷も風情がある。来て良かった。わざわざ倉敷にまで来て、この風景を見ずに洞窟だけに入って帰ったのでは淋しすぎるから…。

 

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テレビでよく見かける倉敷川に浮かぶ観光用の手漕ぎ船。これも見たかった。ところがこの川、意外と短くて拍子抜け。

 

いよいよ鍾乳洞ハシゴの始まりだが、途中で立ち寄ったのは、

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備中国分寺 (岡山県総社市)

奈良時代に聖武天皇により日本各地に建てられた国分寺のひとつ。

 

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こちらの五重塔は立派でした。周囲の長閑な田園風景の中で威風堂々たる姿です。

 

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 井倉洞 (岡山県新見井市倉)

いよいよやって参りました、鍾乳洞へ。この日は時折凄まじい豪雨が。橋の奥に見える滝は怒涛の落下。鍾乳洞探検で良かったと思った数少ない事のひとつは、中に入れば豪雨も関係無いということ。

 

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全長1,200メートルの鍾乳洞。所々に狭くて身を横にしなければ通れないところも。

パンフレットには「永遠の時間の中へ。生きている地球を感じる一体感。」とある。へえ~。

 

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ここまでになるのに、どんだけの時間が掛かったことやら…。 

 

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昭和4年にこの地を訪れた歌人与謝野晶子は「切ぎしはひところすぐに天そそり、もみじも身をばうすくしてよる」と詠んでいます。(パンフレットより)

歌には興味が無い僕であるが、これがなんとなーくわかる。現地を見たから伝わってくる歌の意味。行って見てくるって凄いことなんだなと感心。

 

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満奇洞  (岡山県新見市)

こちらも歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことから名付けられた鍾乳洞。

与謝野晶子って鍾乳洞マニアだったの?

 

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鍾乳洞のハシゴなんて普通の人生で滅多にあることじゃない…。

 

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昨日から3回目の洞窟。…もういいです。Such Is Life.