たとえ前夜の星空ツアーで就寝時間が日付を越えようとも
夜明け前から撮影に出掛ける。これが年寄り生活の定めだ。
まだ月も輝くテカポ湖の早朝はチョー寒い。しかし神秘的な光景に感動だ。
自慢じゃないが、教会付近に一番乗りをしたのは他ならぬ僕であった。こんなことで喜んでいる自分を褒めてやりたい。
この日は強風で湖にも荒々しい波が立っていた。
この辺には野うさぎが沢山棲息しているらしい。人出の多い昼間は草むらに隠れているようだが、夜から朝に掛けて活発に活動しているみたい。
写真を撮ろうとして少し近寄ろうとすると、走る!速すぎてなかなか写真が撮れない。
随分明るくなってきたぞ。
ルピナスの花も輝き始める時間だ。
朝焼けに立ち尽くすバウンダリー犬。昼夜を問わずに境界線を守り続けている。実に働き者である。我が家の愛犬にも見習ってもらいたいものだ。
朝陽でピンクに染まるサザンアルプスの山々。寒さに耐えて、この光景を待っていた。
これも早起きしなけりゃ見られない景色。自然と目が覚めているわけではない。旅の間は寝る間を惜しんで活動。やれるところまでやってみるのが、Such Is Life的・地球の歩き方。人間死んだら好きなだけ寝ることが出来るのだから…。
そして明るい朝がやって来た。
するとホテルの部屋の前には鴨やら雀やらが朝食を求めてやって来る。
僕の朝食はこれだ。冷えた体を温めるにはこれがいい。テカポで韓国ラーメン。このギャップへの寛容が僕の旅先でのリラックスタイム。Such Is Life.