OBAN
とあるバーでこのスコッチウイスキーを入荷したという。
オバンではなくオーバンである。
女性同伴でバーに行くときは、くれぐれも発音に注意したい。
と店主のブログで紹介されている。南半球からたまにやって来る男が「いつ来ても、ココはオーバンが無いな」と生意気に呟いていくらしい。店主はこの男の捨て台詞に対抗するために仕入れたのだろう。この男は8月に赤道を越えてやって来るという。僕は8月までにこのボトルが空になることを画策している。どうかとあるバーを訪ねたら、このウイスキーを積極的に飲んで頂きたい。OBANキャンペーン開催中!
早速、隣に陣取ったオ〇ン(汗)がオーバンを飲んでくれた。
さて、とあるバー通の方ならば、この先の展開は読めたことであろう。
そう、そうなんである。あの「タ〇ラリラン劇場」(とあるバーで不定期に開催される寸劇)の開幕である。
「まだ帰らんの?」「さっき来たばっかりじゃん」「もう最終のバスの時間だけど」「今日はタクシーで帰る」「まだ居たの?」「なんで私ばっかに帰れって言うのよぉ!」「それ飲んだら帰るよな」「も~う一杯いいでしょお~!!」
今宵の劇は長丁場になりそうだ。僕は静かに劇場を後にした…。Such Is Life.