「老舗の味」「カツ丼」「しょうゆラーメン」
この3列の文字が語りかけてくる。「さあ。こっちへ。おいで」と。見事な3段論法だ(論法か?)。
いな穂 (浜松市東区大島町)
早朝、准教授から「御殿場にいる。昼前には浜松に戻る。ランチしたい」との連絡が。
*これは3段論法とは言えない。
このメニュー看板を見て数秒で准教授の視点は右から3枚の札にフォーカスされる。
●との様セット ミニカツ丼・チャーシューメン・サラダ付
●スペシャルセット カツ丼・ラーメン・サラダ付
●太郎セット ミニカツ丼・ラーメン・サラダ付
「スペシャルにしよう」「いや、との様だ」「やっぱり太郎にしよう」
准教授の脳内を3種類のセットが駆け巡る(ぐるぐる、ぐるぐる…)。距離にして地球を約1周半ほどであろうか…。
太郎セット ミニカツ丼・ラーメン・サラダ付 @880円
結局3点の中では一番小盛なセットに落ち着く(意外過ぎる。どうしたんだ?)。僕も同じものを(当然)。
こちらの店は老夫婦で営まれている。店構えも普通の住宅っぽくて、店内もメニューも飾り気のない普通の食堂。
何も特筆することが無い味だけど、ブレようのない安心の味。期待もしないが後悔もしない普通の味だ。
チャーシューが厚い。との様セットのチャーシューメン(チャーシュー5枚入り)にしなくて命拾い(多分食べきれなかった)をした准教授であった。
最初見た時には「あ~ミニでなく、フルにすれば良かった」と思ったが、十分なボリュームで普通に旨い。
もうこの頃に頭に浮かぶのは「次に来たら何にしよう…?」
*昼のサービス品「やきめしセット」ミニやきめし・ラーメン・サラダ付 @680円
「次はあれだな」「あれ安いよな…」
こんなことを真剣に語り合うアラ還暦のオヤジたち。この人たちも普通ですよね?Such Is Life.