Such Is Life

soul-searching-diary

「月と六ペンス」

秋の夜長だ(僕の場合は朝長であるが)本でも読もう。ということで

月と六ペンス (新潮文庫)

月と六ペンス  サマセット・モーム著

小説それも名作と呼ばれる作品はあまり得意ではない僕がこの本を読んだのは、

 

・随分前から「月と六ペンス」というタイトルに、何故かしら惹かれていた。清貧なロマンチズムを妄想させてくれる。もしも「月とスッポン」であったなら、どうしていたことだろうか?

・京都にタイトルと同名のカフェがあり、本を読まなくても名作に浸った気分になれるかもと数年前に尋ねたが臨時休業であった。途方もない徒労であった。

・信仰するシマジ教(本物の宗教ではありません)の教祖である島地勝彦先生の推薦本であること。

以上の理由からである。

 

f:id:bucketlist:20171101082836j:plain

月と六ペンス (臨時休業だった京都のカフェ)
 

妄想力はあっても想像力の欠乏している僕でも情景に入り込む親しみ易い文体だった。ストーリーも人間の多様性について考えさせられる意味深い内容であった。死ぬまでにもう少しだけ名作と呼ばれるものにチャレンジしようと、ささやかな意欲を持たせて頂いた。

 

さて、以前言葉の恥ずかしい勘違いについてブログを書いた折、ご自身の勘違い体験談を告白なさって頂いた方がいらした。「ペシミスト(pessimist)をペニシスト(penisist)
と言っていた時がある」と…。

 

どうかこの本のタイトルには是非とも気を付けて頂きたい。「月と六ペンス」…ペンスですよペンス。Such Is Life.