昨春かろうじて就職できた次女が、頂いた給料で家族に食事をご馳走してくれると言っていた。でも、なかなか皆の都合が合わず延び延びになっていた。そんな中、折しも新聞に「うなぎの稚魚の獲れ高が昨年の1%」の見出しが躍っていた。
あつみ (浜松市中区千歳町)
これは非常事態と受け止めた。この先うなぎが高騰することが予想される(これ以上の価格高騰は許容範囲を超えてしまう)。しかも、本当に1%になったら高騰どころかうなぎ屋さんにとっても死活問題になるだろう。そこで、家族にうなぎが枯渇してしまうかも知れないという恐怖心を煽り、今こそうなぎを食べに行くべし!と力説した。
家族はまんまと僕の意見を聞き入れた。珍しい。というよりも単にうなぎを食べたかっただけだろうが…。
胸いっぱいに広がる芳ばしい香り。そして神々しいまでの照り。その先は言わずもがなで。これが暫く拝めなくなるかと思うと…(涙)。
何はともあれ次女に感謝。ごちそうさまでした(支払いはカミさんが補填していた様子。僕は知らん顔をするのみ)。さてさて次にうなぎにありつけるのはいつの日か?次女が洋服やバッグを買うのをやめて、また驕ってくれんかなあ…。Such Is Life.