Such Is Life

soul-searching-diary

映画 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

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ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ディレクターズカット)

1984年 米 

監督 セルジオ・レオーネ

主演 ロバート・デ・ニーロ ジェームズ・ウッズ

 

あれは35年前。まだ若くて純粋だった(内緒です)結婚前のカミさんと初めて観た映画です。初めてだというのに、ギャング映画を選んだ僕も浪漫の無い男だったと今更ながら反省ですが、未だにカミさんは家に居てくれるので、それはそれで済んだことにしましょう。

 

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カミさんと観に行ったこととは関係無く、僕はこの作品をとても気に入っていた。この数年来、もう一度映画館で観たいと思っていたら、「午前10時の映画祭」という名画を月替わりで上映する企画で取り上げられていた。

 

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ストーリーについての説明は割愛させて頂くとしても、この作品は単なるギャング物ではなく、深い友情と愛情が綴られている。禁酒法時代のNYの街の雰囲気(元を知らないけど)がノスタルジックで美しい。

 

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凄惨なシーンもあるものの、エンニオ・モリコーネの郷愁を帯びた名曲をバックに、少年期の貧困のやるせなさ、そして青年から老年になるまでの友情と愛情のせつなさが、ゆったりと流れ、じわりじわりと心に滲みてくる名作だと思っています。

 

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アマポーラで踊るジェニファー・コネリーの愛らしさといったら!

今回のディレクターズカットの上映時間は、途中休憩を挟んでの4時間11分という超大作。でも最後まで飽きずに眠らずに見終えました。死ぬまでに決めておこうと思っている「マイムービー・ベスト10」に不動のランクインです。

 

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初めて観た時から、ラストシーンの阿片窟でのデ・ニーロの笑みに残した作者の意図が、未だに謎なのも僕にとっては魅力です(ご覧になられた方はお分かりになるでしょう)。

 

「映画館で、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカをやるよ」とカミさんに話しましたが、今回はひとりで行って来ました。カミさんは、もうあの日のことは忘れてしまったのでしょうか? もはや Once upon a time …の話です。Such Is Life.