関空~オークランド経由でクライストチャーチに到着。夕刻の到着だったため、少しだけ街並みを散策することに。雄大な大自然に向かう前に、体をニュージーランドの空気に慣らせよう。
極めて余談ではありますが、出かける前にホテルの部屋でビールを飲んだことを正直に申告しておきます。旅に出たら体の中も現地の物に染めていくのが、Such Is Life的・地球の歩き方であります。
クライストチャーチ大聖堂
2011年のカンタベリー大地震で壊滅的状態となったクライストチャーチ市内。荘厳な教会も大きな痛手を受けた。どうやら修復は無理との見方も出ているようだ。写真で崩壊前の美しい教会の姿を見ると残念な気持ちになる。
我々が出発する直前にもNZでは大きな地震が起きていて、現地の様子が心配ではあったが、今回はここクライストチャーチでは大きな被害も無かった様子。
瀟洒な街並みが再現されているエリアもあるが、2年前の訪問時と比べて殆どと言って良いほど復興が進んでいないようにも思える。倒壊した建物は少しずつ片付けられているようではあったが。
財政の問題なのか人手不足なのか、それとも国民性なのか。日本であれば震災後5年も過ぎれば相当の復興が進んでいるはずなのだが。ただそのスピードに翻弄されて生きていくのも如何なものかと思う今日この頃の呑気な自分である。NZの自然の中に身を置くと、本当にそんなことを考えてしまう。
クライストチャーチには、このようなペインティングをなされたビルがあちこちにある。アートな感覚に触れると、クライストチャーチの街並みに愚留満画伯のグルマンガが描かれたらなあと思いを馳せる。
市内中心部をお洒落なトラムが走る。中を覗いてみると…。
怖そうなオッサンが車内で歌を歌っていたが、「こっちへ来いよ!」と仰るのでパチリ!NZの人々は大概にして親切でフレンドリーだ。これもNZの旅を楽しくしてくれる魅力のひとつ。
気を抜いていたら、カミさんがゴリラと浮気をしたので散策は終了だ!!
このままでは腹の虫が収まらないので
Cafe Valentino
飯でも食べて嫌なことは忘れよう。友人がクライストチャーチの住人からレストラン情報を集めてくれた。その中のカジュアルなイタリアンへ。
15分ほどの待ちだと言われたのでバーカウンターに座って写真を撮っていると、この兄ちゃんが狙っていたかのようにサッと画面に飛び込んできた。ドリンクメニューを持ってきてくれと頼んだのに忘れたくせして…。
イタリアンなので店内は賑やか、賑やか…を通り越して、うるさい。異国人にとってはその方が紛れ込み易いのだけれど。この手の店は日本だと若者向けになっちゃうけど、こちらの客層は年齢が高め。羨ましい限りで。
Mediterranean lamb shanks
NZに来たならば、先ずはラムでしょうということで。紹介のメールには、the shanks here are delicious とありましたから。柔らかくて臭みも全く無く、そこそこ甘めのソースで煮込まれている。今までに無かったラム肉の風味だ。意外な味付けが良かったなあ。好みはどうであれ、珍しい物に手を出さねば旅に出た意味が無い。
ピザとパスタにサーモンも参加してもらって、食べきれないほどのゴージャスな初日の夕食を済ませる。いやあ~、CPも納得のご機嫌なレストランだった。紹介してくれた方に、ありがとう。ごちそうさま~。
と思ったら…
まだ食べ足りない方が居たようだ…。ん?我が家じゃないよ!同行されたご夫婦の食べることといったら…。Such Is Life.