例年のこの時期に我々浜松酒徒倶楽部では、クリスマスとは異なる「不老不死の女神キャンベル」の誕生を祝うミサを行っている。
「キャンベルさん おたおめ」…それじゃあ神聖なる儀式を冒瀆している気もするんだけど、それはそれとして…。
34 DINER(浜松市中区大工町)
実は聖誕祭のミサに先立ち、「最後の晩餐」ならぬ「早よから晩餐」が執り行われていた。
こちらはジビエ料理をメインにしたお洒落なレストラン。
本日は「ジビエ堪能コース」でキャンベル神の誕生を厳かに祝う。
鹿とか猪とかを使った料理なんですが、神に捧げる料理なので詳しい説明は割愛させて頂きます(本当はどれがなんだか…?)。
この辺りでドレッシングやソースをネクタイや上着にこぼす信徒がいた。祈りを捧げることを忘れて食い意地に走った恥ずかしい信徒たちだ。
猪肉のパスタ。濃厚で結構なボリュームなんだけど瞬く間に無くなっていく。キャンベル神も不老不死実現のためにハイピッチで食べる食べる。
神話上でのキャンベル神は「米も肉も食べない(嫌いな)崇高な女神」と伝えられていたが、全くの迷信であった。
セット料理を注文したのに、戒律を破って「猪ソーセージ」を追加した信徒がいた。破門に値する愚行である。
こうして「早よから晩餐」は、聖水飲み放題の制限時間終了を持って幕を閉じた。
「猪ソーセージ」を食べ終わったキャンベル神は、「鹿ソーセージも心残り」と呟いた。Oh my goodness ! Such Is Life.
*注)「不老不死の女神キャンベル」を検索しないで下さい。実在しません。