非公式な業務ではあるが伊豆方面へ海洋生物調査に向かうことになった。同行して頂いた准教授は、その道のスペシャリストであり業界の第一人者でもある。
先ずは霊峰富士に調査の成功を祈願する。
最初の調査ポイントである沼津魚市場へ到着。豊富な調査対象があるのではないかと期待に胸が踊る。
干物や鮮魚が並ぶ土産物や海産物の飲食店で賑やかな調査エリア。ただ業務遂行のためには土産物などに現を抜かしている余裕は無い。
かもめ丸 (沼津市千本港町)
こちらが第1回目の調査研究室である。准教授が以前から利用している水産加工物の施設だ。
研究室内には調査対象である生物の目録が壁一面に貼られている。研究への熱意が伝わってきて、こちらも胸が熱くなる。
所蔵の海洋生物図鑑の中で興味が引かれたのは魚河岸海鮮丼という品種だ。
近海に生息する魚類を数種類サンプリングした器が運ばれてきた。見た目も新鮮だが口に入れてみると更に鮮度の良さを確認できた。「見て、触れて、口に入れる」が調査の基本である。
特に右手前の「しらす科目 生しらす」の鮮度は基準値「3」よりも高いレベル4である。それ以外に注目したのは「鯵科目 刺身」の美味さだ。鯖も含めて青物、光物の魚は健康にも良いとされている。医学的見地からももっと摂取したいものだと感じた。
沼津方面に行かれる機会があれば「かもめ丸」で海鮮丼の調査をされることをお薦めします。調査費用に対して相当以上の効果が得られること間違い無し。対象品目も多彩なのでHP等での予習も必須。選択で悩みます。
「かもめ丸」での調査を終了して海岸へ出てみると、ここにも「かもめ」だ。
いかんな、いかんぞ、こんな終わり方は…。でも終わる。Such Is Life.