「茶の湯事件簿」 火坂雅志
余計な一言から始まった。
カミさんの母親つまり僕の義母は茶道を嗜まれる。夏場にカミさんの実家にお邪魔した際、義母のお点前で抹茶が振舞われた。
そこで僕はありったけの(というかそれぐらいしかない)茶道に関する話題を搾り出した。「戦国時代に松永弾正所有の平蜘蛛の釜を織田信長が…」
これがいけなかった。帰りに義母から「この本に松永弾正の話も書かれているから読んでみたら」と渡されたのが上記に貼り付けた本。これは読まざるを得ない状況に追い込まれてしまったということだ。
やっと読み終わりましたね。そして、この本存外に面白かった。
戦国時代よりの茶道の大きな存在感、政にさえも及ぼす影響力、茶人たちの道具(器など)への異常な執着など、など…。勉強になりました。
だけど、もう茶道の話はしませんよ。カミさんの実家に別の茶道の本があるといけないから…。Such Is Life.