このところ取り組んでいたことのひとつ。それは翻訳でした。歴史本を英訳しています。といっても実際に出版などするわけもなく、英訳した文章を英国人に読み聞かせしています。
その本は、こちら。
イギリス 実は血塗られた闇の歴史 歴史の謎を探る会編
栄華を極めた大英帝国が、裏では如何に非道なことをしていたのかについて辛辣(オーバー)に語られています。
これを事件毎に当の英国人に聞かせて、
" guilty or not guilty? ”
「本件は、有罪か無罪か?」と質しています。
しかし、
「それはあっちが悪いんだ!」「英国は賢いんだ!」
などと言い張り、なかなか罪を認めません。
でも現在のところ、
「三角貿易(奴隷貿易)」「アイルランド飢饉」
などについては渋々と有罪を認めました。
先日は「ビルマ侵攻」についてでしたが、罪は認めず返す刀で「それならこの本を英文で読め」と…。
Shooting an elepahnt George Orwell
ジョージ・オーウェルが警察官として赴任したビルマ時代の作品
そもそも今の本を英訳するだけでも辞書を片手に青色吐息だというのに、その上この分厚い本を読むのはいくらなんでも…。
かくして大英帝国に立ち向かったインドや中国が、その後悲惨な仕打ちを食らった理由をしみじみと感じたのでありました。強い者に逆らってはいけません。歴史は繰り返すものなのです…。Such Is Life.