MAISON VAURON French Wine Merchants
NZ最後の夜、このワインショップで行われた「2015 VIP Season Launch」というイヴェントへ。ニュージーランド交響楽団がスポンサーを招待して音楽とワインを楽しんでもらうという催し。便乗させてもらってちゃっかり潜入。
New Zealand Symphony Orchestra
遅れて入ったので全景を捕らえることが出来なかったが楽団5人によるアンサンブル。
間近で聞くクラッシックの生音は優雅で贅沢の極み。それもナショナル楽団の演奏をワイン片手に聞けるとは。
演奏の後はワインと簡単なおつまみを頂きながらの歓談。左端の方は楽団のお偉いさん。事情というか障壁のため僕は会話に加わることが無かったが…。さぞかし変な東洋人が混じっているなあと思ったに違いない。
ワインショップの店主(だと思う)が飲んでるワインについての薀蓄を傾ける。
ワインは舌で味わうのではなく口全体で楽しんでちょうだいね的な話をしていた。
NZの楽団でありながらフランスワインを振舞っていたが、高級ワインをそんなに飲んだことがない僕にはインパクトがあるワインだった。有難いものを飲ませてもらったなあ。
シャルドネからピノグリそれからメルローへと進んだが、夕食の店を予約してあったのでこれ以上飲んでは食べられなくなるからと途中で撤収。
こんなセッティングにはなかなかお目にかかる機会は無いので貴重な経験で優雅な気分。楽団のお偉いさんのご挨拶はチンプンカンプンだったけど、演奏とワインが素晴らしかったことだけは耳と舌に刻んでおいたから。極上の取材ネタでしたね。
O'CONNELL STREET BISTRO (O'Connell St, Auckland)
いよいよ最後の晩餐の時がやって来てしまった。こちらは昨年オークラドでNO.1に輝いたビストロ。いわゆる「こじゃれたレストラン」昨年に続いての再訪。
散々飲んだくれたワインもとうとう飲み納めの時が。どれも美味かったなあ。
Steak tartare, pommes Gaufrette & Quail egg.
ステーキタルタル。濃厚な味。これだけでも結構腹一杯に。先程のイヴェントのワインも効いていたし、これまでの取材で胃袋も酷使していたからね…。
Seared Scallops, roasted Black Garlic puree, Wild Game boudin noir & caramelised Apple.
カミさんのスターターはホタテ。日本のホタテとは形も違うような。
店内も落ち着いた雰囲気で「こじゃれて」おりますな。
ここで赤ワインに切り替えて、もう一回 乾杯!
Pappardelle of braised wild Hare, Pancetta, Walnut Watercress pesto & Parmigiano Reggiano.
うさぎのパッパルデッレ。ここぞとばかりに珍しいものをと注文。かなり濃い目のソース。肉は良く煮込まれているようでいて元はパサパサなのかなって感じ。
Southland Lamb rump & braised Shoulder, Black Olive gnocchi, new seasons Runner Beans & Asparagus, semi dried Tomatoes & Thyme jus.
カミさんはラムをチョイス。ご覧の通りの赤とピンクの中間の鮮やかな色。日本ではラムチョップはよくあるけど、こんなラムの綺麗な肉塊は普通僕が行くような店ではなかなかお目に掛かれない。
ノルマを果たして晩餐終了。最後の夜にふさわしい料理とワインでしたね。
満腹でデザートはパスせざるを得なかったけど、いやはや大満足でした。
さてと最後の余興です。
昨年訪問した際ウエイターに写真を撮ってもらったけど、これが酷いピンボケだった。「今回は脇をしっかり締めて撮るように教える」と意気込んでいたが彼のウエイターが見当たらない。仕方がないので(幸いにも)別のウエイターにお願いする。
どうもシャッターを押す手付きが怪しいので3枚撮ってもらって今年はなんとかOK !
(顔はピンボケではなくモザイクです。ウエイターの名誉のために)
料理は上手いが写真は下手なオークランドのビストロ で取材終了~Such Is Life.
Creepy Santa 「見た目は気持ち悪いけど愛されていたサンタ」
翌朝、空港へ送ってもらう途中で「キモいサンタ」を見て通る。このサンタ1960年からクリスマスになると飾られてきた。ところが年間経費が1,500万円も掛かるためにあわや今年は中止になるところだったがスポンサーが現れて今年も無事登場とか。
そんなこんなでNZともさようなら。
夕陽に染まる成田へ帰って参りました。
お世話をしてくれた貴方たちに“ありがとう”。おかげさまで素晴らしい旅改め取材が出来ました。最高の思い出だね、お疲れ様。そちらでも頑張って下さいな!
まーたーねー! Kia Ora !