とある場所へ向かう途中で東京は銀座へ立ち寄る。
さしたる目的はなかったがウインドウショッピングを楽しもうかと。あえて申し上げておくが、どなたかのようにデパ地下を徘徊するためではなかったことを強調しておきたい。
三越や和光を巡っているとお昼になったので、何処で食事にしようかと迷った挙句、他に思い当たるお店もそんなになかったので知名度からチョイスして
五代目「野田岩」銀座店
本店は麻布飯倉にある創業200年のうなぎの老舗。銀座店は商業ビルの地下にあり隣は彼の有名な寿司店「すきやばし次郎」だった。次郎ではガイドブックを片手に「オラオラ、スシ食ワセロヨ!」とやってくる外人客を「予約の無い方は入れません」と日本人店員が流暢な英語で次々と追い払っていた。
コースターに何事かが書かれていたが理解は出来なかった。客を怯えさせるのも老舗ならではのアトラクションだ。
久し振りのうなぎ屋さん。心が弾む。上方の黄色い器は箸休めの大根おろしと説明された。ただ鰻を前に休んでいる暇は無い。
上品な薄味(鰻のタレにしては)で最初は肩透かしを食らった感じだけど、食べ進むと醤油味というより塩気がしっかりと効いてきて終盤には満足に至るという構成。
鰻なのでガッツリいきたい方には少々物足らないかも知れないが、日ごろ昼食を食べていない僕には十分なボリュームと味付けだった。やはり鰻は美味いなあ。
家に帰ってからの話であるが、デジカメに収めたこれらの写真を不用意に娘に見られてしまった。カミさんとこの件に関しては娘には秘密にするために足跡を残さないように注意していたというのに。
何も言わなかった娘がかえって怖い…。Such Is Life.