＊本日のブログは一個人様からの我儘な要望によって書いておりますので、スルー大歓迎であります。
さて、先日まで特別公開していた「田中玩具秘宝館」にご来館頂いたお客様からお便りを頂きました。
「私も海外で玩具を収集していますが、自分のコレクションにどれほどの価値があるのか分かりません。権威ある秘宝館で鑑定をして頂けないでしょうか？」
とのことでした。
どれどれ…。
こちらは米国で蒐集されたものと思われますが、当館には北米品を扱う（興味がある）学芸員がおりません。因みにオークションにかけてみましたが、入札者ゼロでございます。これらの結果を基に、当物件の価値をご本人様に推察して頂くことをお願いします。
実に残念な鑑定結果ではありましたが、土産物には買って来られた方の様々な思いが詰まっているものでございます。どうかがっかりなされずに、部屋の片隅にでも飾って、たまには埃を取ってやっておくんなさい。
館長 田中
コロナ感染防止の外出自粛により、同居人（家族）たちが会社や友人との飲み会に行かなくなったので、このところの夕食時には全員集合となっている。
田中は少しでも同居人のストレスを和らげようと、いつもよりは少しだけリッチな食材を用意したり、庭で焼肉をするなどの演出に余念が無い（エライぞ田中！）。
その効果あってか、普段よりも会話が弾み、同居人たちとの絆が深まっている（と思っているのは田中だけかも知れないが…）。
しかしだ。同居人たちが調子に乗ってしまい、我が家の酒の消費量が外出自粛以前と比して２倍ほどになってしまった。
昨日田中は、酒を切らして同居人が暴動を起こしてはいけないので、ビール、ワイン、焼酎などを泣く泣く自腹を切って大量に仕入れて来たのだった。
この家では、コロナ以外の恐怖が始まっている…。Such Is Life.
休業無しに開館しておりました「田中玩具秘宝館」ですが、本日を持ちまして特別展の最終日となりました。
最終日の特別展示品は、アフリカ大陸のサハラ砂漠に接するモロッコからのカオスな秘蔵品でございます。
この仲睦まじく日の出を待つ駱駝使いと愛犬のツーショットが、モロッコでの忘れられないワンシーンです。
ベルベル人の彼等は愉快でフレンドリーでした。
さて、こちらはタジン鍋のミニチュアです。モロッコ全土至る所でお目に掛るありきたりな土産物です。
ホントに山ほどあるんですから…。
こちらが本物でして
独特なスパイスの香りとオイリーな味付けです。
料理はさておき
こちらはしょぼくれた土産物屋で見つけた物ですが、名称などは不明です。本物は装飾も豪華で値段も張りますが、これは正真正銘のガラクタでして、確か200～300円程度のものでした。
用途は「先端の棒を取り外し、中に香水を入れて…云々」だった記憶です。モロッコのイメージが湧きそうだったことと、最初から汚らしかったのがチャームポイントです。
刺激的な異文化と乾燥の大地モロッコ、エスニック感極まる思いの詰まったガラクタであります。 Such Is Life.
謹啓 この度は「田中玩具秘宝館」特別展示にご来館頂きまして、誠にありがとうございました。もう少しご覧頂きたい秘蔵品があるものの、連続営業が祟り知力、体力共に限界を迎えました。またいつの日かガラクタに魂を込めて紹介させて頂きたいと存じます。 敬白 館長田中
もうガラクタ見るのは飽きましたか？
そうですか…。そうですよね。
それでも「田中玩具秘宝館」は本日もオープンです。
本日ご覧頂きますのは、紀元前3000年に栄えた古代エジプトからの骨董品でございます。
五千年の歳月を経た悠久の神秘の国で発見された品は、当館におきましても神々しいほどの存在感を放つ希少品です。
当館にご来場頂いているお目が高い皆様でしたら、もうお気づきかと思います。これまでにご紹介してきた秘蔵品とは別次元の物であることを…。
このアラジンポットは年代不詳ですが、保存状態が非常に良く、蝶番も当時のままで蓋も開けることが出来ます。
胴体部に施されている月と太陽の絵文字が意味するものは何なのか？そんなことを想像せずにはいられない摩訶不思議なパワーを持ったポットです。
この骨董品の由来に関する当時のレポートがありますので、ご興味のある方（又は暇な方）は是非ご覧下さい。というか、読んで頂かないと誤解が生じる恐れがありますが…。
上の「発掘品」の文字をポチンとして頂くと謎が解けます。
どんな安物でも物語の刻まれた土産物にはロマンがある…という思いの詰まったガラクタであります。Such Is Life.
「田中玩具秘宝館」今日も懲りずに開館です。
本日は古代文明発祥の地インドからの掘り出し物をご覧頂きます。
物売りのしつこさから、世界三大うざい国のひとつといわれるインド（あとはモロッコ、エジプト）。ここでの値切りには忍耐とテクニックを要するのですが…。
インドで発掘した品々です。
田中が目を付けたのはこちらです。この人形のインドにおける学術的価値はさておき、これを値切ろうと店員の兄ちゃんと押し問答していたところへ
「これも素敵だから、ふたつ一緒にして安くしてもらえば？」とカミさんが差し出したのは、細工もそこそこの真鍮品です。ここで足し算やら為替換算に、落としどころの値段を考えている傍で、「〇〇ルピー！〇〇ルピー！」と兄ちゃんが騒ぎ立てます。恥ずかしながら計算が苦手な田中は面倒臭くなり、兄ちゃんの言い値より少し安い値段で手を打ちました。
後で考えてみたら、ど～も安くなかったような（未だに謎）…数学が苦手だった忌まわしい学生時代が蘇る…という思い出の詰まったガラクタであります。Such Is Life.
全国に緊急事態宣言が発令されましたが、「田中玩具秘宝館」は本日も秘かに開館しております。
本日は女王陛下の国イギリスからのエレガントな財宝でございます。
世界の各地から金銀財宝を略奪してきた大英帝国。どんな高価なお宝が眠っているのか胸が高まります。
最初にご覧頂きますのは、大英博物館限定品のスフィンクス・ダックです。このダックの被り物には色々なバージョンがありますが、とある女性からの我儘な指定の下、ロンドン市内を駆けずり回って手にした貴重な品です。
こちらはミスター・ビーンのローワン・アトキンソンの人形です。光を当てると首を振るはずでしたが（飾ってあったものは確かに振っていました）、我が家に来てからはピクリとも動きません…。
世界を君臨した大英帝国のお土産が、これでいいのだろうか？…という思い出の詰まったガラクタであります。Such Is Life.
今日も「田中玩具秘宝館」を覗いて頂き、誠にありがとうございます。
本日は北欧の国フィンランドからの愛くるしいキャラクターをご紹介させて頂きます。
ムーミン、鉄板ですね。
どちらかというと、こっちに愛着が湧いたりしますが…。
ムーミンは、ヘルシンキの街でも人気者です。
こんなことして、ときめいているおっさんは気色悪いでしょうか？
ムーミンファンの皆さん、ごめんなさい…という思い出の詰まったガラクタであります。Such Is Life.
