Such Is Life

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ビストロ バガブー

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ビストロ バガブー bistro bugaboo (山梨県北杜市小淵沢町)

今年3月小淵沢駅至近にオープンしたカジュアルフレンチ。ちょいと覗いてみる。

 

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カミさんが真っ白なアナベルに興味を示すと「西洋紫陽花ですよねえ、もらったんですけど何とかいう名前あるんすよね?」と飄々とした雰囲気の若きシェフが語る。

 

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ピコンビール

なんだか知らない名前のビールがあったので興味本位で注文してみる。

ピコンはオレンジの皮やハーブを漬け込んだリキュール。これをビールで割ったもの。ほろ苦甘いフルーティーなカクテル。食前酒にいいかも。

 

「二人なら前菜2皿とメイン2皿を取り分けて…。」とメニューに説明が。色々食べたい者にとっては完璧なお誘い文句。さてさて今回のチョイスは…と。

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スープ・ド・ポワソン (オマール海老と八ヶ岳湧水虹マスの濃厚なスープ)@800

スープもシェアして持ってきてくれる。海老とマスのエキスたっぷりの香り。確かに濃厚なスープだ。胃袋に点火してくれる。

 

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パテ・アン・クルート (フォワグラ入りパテのパイ包み焼き、冷製) @1,200

若いシェフがお一人で切り盛りされているが、時間を掛けて仕事をしていると感じる料理が出てくる。パイがちょっと固めだったけど、パテはしっとりなめらか。シェアしても十分なボリューム。

 

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アンドゥイエット (豚の内臓の腸詰) @1,500

普通のソーセージよりもかなり柔らかい。内蔵のクセのある風味を感じられるのが「腸詰」の名を冠するに相応しい。そしてこの独特のクセのある匂いを消すためなのか、カリー?チリ?的なスパイシーなソースが不意打ちを食らったような意外な組み合わせ。

 

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鴨のコンフィ (皮はカリカリ、身はホロホロ) @1,800

ラストの一品は好物の鴨で。

 

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メニューの補足書き通りの食感。パリッと焼かれた皮は芳ばしく中身はトロンと柔らかい。骨の周りの肉もホロリと剥がれる火加減で、芯まで味付けが染み渡っていた。付け合せの豆は不要なほどの肉量。酒を飲むと食物消費量が落ちるカミさんの分まで頂きお腹が苦しい…。

 

実はこの後「前菜2皿、メイン2皿」の基本を無視して次なるエキストラディッシュに邁進しようと画策していたが、各プレートのボリュームにギブアップ。若きシェフがデザートやコーヒーを勧めてくれたがごめんなさいをした。他の料理は次回の愉しみに取っておこう。

 

帰り際にシェフとこちらで開店された経緯や小淵沢周辺のことをあれやこれやとお話しさせてもらった。当初飄々としていると思ったが、とっても気のいーーにーちゃんだった。お店とにーちゃんをお気に入りに登録。Such Is Life.

 

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「喜彩」 愚留満 作