Such Is Life

soul-searching-diary

聖誕祭

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鳳凰 (クラウンパレスホテル浜松)

クリスマスイヴ前夜、不老不死の女神キャンベルの聖誕祭が、こちらの会場で厳かに執り行われた(キャンベル神話については、何れお話しできる時が来るだろう)。

 

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式次第

 

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食べられるが食べる物ではないらしい飾り物を食べてしまった僕…(恥)。

 

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ミサの冒頭、オカベ司教より今宵神に捧げる品々についての有難い法話を頂く。

 

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献上品…?

 

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くっ、くっ、…熊の手ぇーっっっ!!

司教からは右手か左手、どちらが良いのかという長年に亘る論争の見解が述べられた。「この熊が右利きなのか左利きなのかが問題である」と(何故か納得)。

 

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山野を自由に駆け巡るジビエのオードブル

大層なネーミングであるが、我々信者たちは山野を自由に駆け巡っていた動物たちの命を頂くことに感謝と祈りを捧げた。

 

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燕の巣入りスープ

楊貴妃も好んで飲んだという燕の巣。初体験であったが、スープに投入すると溶けていく燕の巣に後ろ髪を引かれてしまった(最近特に後ろ髪が少なくなったのは、こうゆう思いが強いからだろうか?)。

 

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鮑とフカヒレの姿煮

なんて豪華なゴールデンカップルなんだ(三浦友和と山口百恵のカップル以来の驚きだ)。しかし、この辺りからミサに集った信者たちは、お腹の心配よりもお布施の心配に頭を痛め始めていた。

 

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干し貝柱の大根詰め蒸し 

お布施の心配を振り払うかのように「これって、おでん?!」と、とぼけたコメントが。それにしてもスープが秀逸。味の層が深いのだ。皿まで舐めたいとはこのことである。

 

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月の輪熊掌の頂上湯煮込み

さあ、いよいよ献上品のメイン登場だ!臭みなど全く感じられずトンポーロー(豚の角煮)のような食感と風味。いやいや、ソースのレベルや肉のまったり感は比較にならないほどの極上。 調理には相当の手間と技術が必要らしい。加えて明日の朝、自分がどうなっているのか楽しみになる?(実際はどうにもならなかったが…)。

 

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海の幸入りパイ包み焼き

そろそろお腹も苦しくなってきたが、キャンベル神生誕のお祝いは続く。

 

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地鶏のピリ辛炒め

四川のパンチにノックアウト寸前の信者たち。

 

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十六穀米入りもち米のハスの葉包み蒸し

もーっ、限界です!ってぐらいに満腹であります。

 

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皇帝の彩り創作デザート

どれもこれも魂のこもった現代の名工であるシェフ(これホントの話)の匠の技を満喫。いや~あ、人生最高の中華料理といっても過言ではなかった。

 

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香り高い中国茶

かくして全ての儀式は滞りなく執り行われた。実に壮麗なミサであった。しかも、天からのお告げにより、お布施も年末の信者の財布をなんとか痛めることなく収めることができたのだった。

 

しかし、ミサはまだまだ続く。

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とあるバーでは、キャンベル神が日ごろから水替わりに飲んでいるという泡モノで聖なる誕生に再び乾杯!おめでとうございます!!BGMには讃美歌が(流れているような気がしただけだったが)。

 

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クリスマスと勘違いされてはいけない。その証にプレートには「聖キャンベル」の文字が刻まれている。店主の聖誕祭への熱い想いが込められた演出だ。こうして聖なる夜はクライマックスを迎えたのだった。

 

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ところがだ。キャンベル神と熊の手…この聖誕祭の意味を僕は未だに咀嚼できていないのである。Such Is Life.

 

Happy birthday,Godess Campbell !