Such Is Life

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避難 倉式珈琲

一か月以上に渡り近隣で大掛かりな工事が行われている。しかも、ある時期は2つの工事が重なり、我が家は騒音、振動、粉塵の3重苦に見舞われて、鬱蒼たる日々を過ごしている。おまけにこの暑さだ。

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倉式珈琲 (浜松市中区蜆塚)

そこで静かで涼しい場所を求めて工事から一時避難をすることに。ゆったりした空間の喫茶店。「若い頃にはよく喫茶店に行っていたもんだ」と無駄な自慢をする一定以上の年齢が集まってきそうな雰囲気だ。

 

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こだわりを持ってサイフォンで1杯ずつ淹れている。

 

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サイフォンごと運んでくれるのでカップに2杯弱の量を飲むことができる。

隣の席に汗びっしょりの甚平を着たオッサンがやって来た。おもむろに携帯で話してる。「おー、おー倉式珈琲にきとるわい」ほらほら一定以上がやって来た。うるさ…。

 

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コスタリカ アキレス農園 (本日のストレート @315円税別)

甘みのあるまろやかな味だった。手間を掛けている割には値段も安い。雑誌を何冊か読みながらゆっくり過ごす。隣の席以外は満足だ。

 

帰宅すると相変わらずの3重苦。そこでハタと気が付いた。喫茶店に居たコアな時間は工事が止まっている昼休み時であったことを。自分の障害も含めて4重苦だ。Such Is Life.

 

四川飯店 もう一人の自分が…。

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四川飯店 (浜松東区西塚町)

とある事情で火曜日は昼食を食べて夕食を抜く習慣が定着しつつある(普段は昼食を食べない)。すると、ここぞとばかりに昼食はヘビーにと考えてしまうのが人間の悲しい性だ(周囲を巻き込むな!)。本来なら1.5人前ぐらいをやっつけたいところだが、「日ごろの努力が無駄になるよ~」と、もう一人の自分が語りかけてくる(少しはダイエットを心掛けているので)。このランチはハーフ&ハーフセット(麻婆丼+担々麺)なので、「0.5+0.5=1」という計算が合っていれば普通の1人前である。天使の忠告に従おう。

 

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元々担々麺は好物だったが、最近は少し重く感じるようになって来たので日頃はなかなか注文できない。でもハーフなら大丈夫だ。

 

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麻婆丼もハーフなのはいいけど、担々麺とセットだと辛い物同士だしカロリー満載だ。以前もこのパターン(味の違いが判らなくなった)で後悔した経験があったのに、全く学習されていなかった。

 

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あれっ?豚の角煮(ハーフサイズ)が…。

 

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「本当にそれで足りるのかい?」とハーフ&ハーフセットを注文する直前に、もう一人の(本日二人目の)自分が耳打ちしたのだった。

 

悪魔の囁きに乗ってしまい、いくらハーフといえどもこってりな3品を食べてしまった僕は、食事後の店外の強い日差しに照らされて少々気悪くなってしまった。

 

家に帰ると「本当は冷やし中華と麻婆丼ハーフが良かったんじゃねえ?」…また一人厄介な奴が出てきやがった。Such Is Life.

 

いも祭り

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じゃがいもを頂いた。

 

その翌日

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さつまいもを頂けてくれた方がいらした。

 

ありがたきは友情と食い物である。この先、たとえ苦手な大学芋が毎日出てこようとも、大好きなシャトーブリアンを残してでも美味しく食べさせて頂きます(そんなもの食べたことないだろうが!)。ありがとうございました。

 

ところで、さつまいも畑の隣で和牛を飼育していたりはしませんよね?お宅の前のたまねぎ畑の隣でもいいんだけどさ…。Such Is Life.

 

ベリーニの音

落語会の後にうだうだ飲み歩いた酒徒倶楽部の会員たち。

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最後にたどり着いたのは、瑞々しい桃が置かれたとあるバー。これは「大糖領」という山梨県笛吹市産の貴重な桃らしい。

 

この時期にバーで桃といえば、「ベリーニ」である。ベネチアにある「ハリーズバー」で生まれた桃のカクテルだ。

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さて、僕はとあるバーでは殆どの酒を、信頼を寄せる店主に任せることにしている。気分とイメージだけを伝えれば、その日その時の自分に適した酒が静かにカウンターに置かれるのだ。必然性と意外性がシェーカーで振られてサプライズとなって登場することもある。

 

しかし、店主が内緒のつもりで作っていても、最初から分かってしまうカクテルがあるんだな。この時期に「キィ~コ、キィ~コ、キィ~コ…」と音がしたならベリーニだ。

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店主は、手動かき氷機でカクテル用のかき氷を作るのである。

 

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「大糖領」という桃で作られたベリーニは、濃厚な甘さで格別だった。ベリーニは夏の到来を告げる風物詩だ。

 

桃の季節のとあるバーでは、店主がかき氷機を回す音がこだまする。

「キィ~コ、キィ~コ、キィ~コ…」

待てよ、「キュル、キュル、キュル…」だったかなあ?Such Is Life.

 

落語会…だったよねえ?

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「二人会」 柳家喬太郎 橘家文蔵

未だに解散する気配の無い浜松酒徒倶楽部の会員たちと落語会に参加した。これは酒徒倶楽部文化部のねーさんが、(どーしよーもない)会員の知性教養を何とかしたいとの想いから実現したものである(無駄な抵抗だとは思うが)。部会の本年度指針「いつまでも使えると思うなアタマとカネ」に則したカルチャー活動の一環である。

 

東京ではチケット入手困難と言われている喬太郎と文蔵の人気師匠による二人会。小さなホールでの落語は、落語家の細かな表情や仕草を肌で感じて、落語の世界にどっぷり浸かることだ出来た。理屈抜きに面白かった。喬太郎師匠マジウケです!ところが終了後に「今の話のオチがわからなかった…」と呟く会員が(誰なんだ?)。こうしてねーさんの願いは虚しくも徒労に終わったのである。

 

午後4時過ぎにお開きになった落語会。充実したひと時であった。しかし、このまま帰れないのが酒徒倶楽部…。ここからはオチが理解出来なかった准教授(バレたあ!)が鼻を効かせて店探し。

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Beer House  Tir na n-Og (ティルナノーグ) (浜松市中区田町)

未だ酒場が開く5時前ということで苦労したが、この時間でもアルコールの匂いがする店を准教授の鼻が突き止めた。知能よりも本能が役立つ時もあるものだ。 こちらは伊豆修善寺にある Baird Brewing Company のクラフトビールを提供している。

 

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このあたりで既に落語のことは霞んでしまっている会員たち。

 

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でも食べ物のことは良く知っている。こちらのソーセージは掛川市にある大石農場ハム工房のものらしいのだが、「このソーセージ知ってる~」「ここはたまに寄って買ってくるんだよね~」…。どうも落語よりはソーセージの方が食いつき易いらしい。

 

そして5時を過ぎ、あちこちの酒場も開店し始めて一般の方たちが(会員たちは普通の人たちではないのか?)飲んでもOKな時間になると

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こうべや (浜松市中区田町)

会員の♬ノンノン♬が常連入りを狙っている居酒屋へ。こちらは先日お邪魔した居酒屋さんだ。予約客があるからと言われても、来るまででいいからと無理無理押し入る。

 

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葉生姜

ここのメニューは奥深い。あっさりからこってりまで飲兵衛を虜にして離さない魅惑の品揃えだ。もしも、この店の前を通り掛かったら中の様子を覗いて欲しい。カウンターと同化して目を細めながら酒を煽っている♬ノンノン♬の裏ぶれた姿が目撃できるであろう。

 

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豚足

会員たちに足りないのはコラーゲンではなく教養だというのに…。

 

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イカと野菜のアンチョビ炒め

会員たちの知性教養のためにと想いを巡らせていたねーさんも、いつしか飲み食いに夢中になってしまったようだ。酒に染まれば赤くなる。

 

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チキンカツ

 「もうそろそろ予約のお客さんが来る時間だから…」と言われてもギリギリまで粘る会員たち。その粘りを知性や教養を磨くために使えないのか?

 

止む終えず居酒屋を追い出され、3次会はとあるバーへ。

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家庭の事情で落語会後の飲み会に参加出来なかった枡太は、(自ら要求した)差し入れの冷凍たこ焼き(セブンイレブン)を頬張っていた。僕はもっと高級な差し入れをと思っていたが(ということにして)、あまりにも美味そうにたこ焼きを食べている枡太を見て安堵したものだ。(安上がりなヤツでヨカッタ!)

 

宴はまだまだ終わりそうにないが、思い出すと疲れるので今回のトリは次回のブログへ。本題は落語会だったんだけどねえ…。Such Is Life.