日本橋「たいめいけん」でタンポポオムライスの儀式を済ませて向かったのは銀座。
看板の上の猫。この猫有名な猫らしい。
予定では「煉瓦亭」を訪問するはずだった。しかし、先ほど調べたところ煉瓦亭は日曜定休。またしても失態、マヌケな旅である。ところがグルマン先生は次の手を打っている。「元祖カツカレーの店へ行こう。」先生の食い意地に従うことにする。
「グリルスイス」カツカレー発祥の店!
「元祖カツカレー」は、昭和23年、店の常連の巨人軍の千葉茂さんに、「カレーライスにトンカツをのせてくれ」と頼まれて作ったのが、カツカレーのはじまりです。 (ショップカードより)
予定だった煉瓦亭はスイスの2軒先だった。
カツカレーの上にハンバーグものせたいグルマン先生。
洋食屋のメニュー選びは難行だ。あれもこれも食べたい。この宝石箱の中から一体どうやって一つを選べというのか。ただここは簡単だった。元祖と言われりゃ元祖を選ぶしかない。
元祖カツカレー
よ~く煮込まれたことがはっきりとわかるほどビーフ味が効いている。洋食屋ならではのカレーだ。揚げたてのカツはカレーをどっぷりとかけられようがカリッと香ばしさを残す。「名物に旨い物なし。」と言われるがグリルスイスのカツカレー、元祖を名乗る看板に偽りなし。蛇足ながらランチ2軒目だったのでライス小盛りで注文。お腹も満タン、どうやらグルマン旅も終わりのようだ。
東京駅で「六厘舎」のつけ麺を食べる食べないの一悶着はあったものの無事帰路の新幹線に乗り込む。
よく飲みよく食べ美味しい旅だったよ、グルマン先生のおかげだ。それにしても50歳代のおっさんがするにはおバカな旅だ。だけどバカバカしいからいいのだ、こんなことは真面目にはやれないもの。
新幹線に揺られ「明日はどこのラーメンを食べに行く?」と相談した。