Such Is Life

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ボーナス

同居人 A が、「ボーナスが出たから食事を奢ってあげる」と申し出てくれた。コロナ禍のご時世にありながら有難いお誘いである。田中は気が変わらない内にと先を急いだ。

 

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オーナー様が指定した気軽に飲み食いできるチェーン店の寿司屋へ。田中はそわそわしていたが、平静を装った。

 

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しかし、はやる気持ちを抑えきれずに刺身を注文し過ぎたようだが

 

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気を立て直してというか、遅れを取らないように寿司を注文。

 

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いくらご馳走してくれるといっても節度は大事だ…と自分に言い聞かせていたが

 

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こちらの寿司屋はタッチパネルで注文できるので、ついつい気が大きくなってしまうのも事実。

 

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酔いも手伝ってか途中からは値段も確かめずに「送信!」していたような…。

 

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この辺でもういいんじゃない?と思いつつも

 

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タッチパネルは客の腹具合などお構いなしに忠実に注文を伝えてくれる。それならばタッチした者の意地も見せなければならない。…なんか意味がよく分からないが、食った食った…。

 

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もう次のお誘いは頂けないかも知れませんが、「ごちそうさまでした」と心よりお伝えしておきます。Such Is Life.

 

看板

確かあれは2年前のこと。

突然、不動産会社の営業マンが訪ねて来ました。

 

「近くで建売住宅を販売するので、お宅のフェンスに看板を出させてもらえませんか? 3か月毎契約で、@6,000 X 3ヶ月=18,000円 前払いで、売れなかったら更新ということで…」

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*実際の物件とは関係ありません。

 

「わかった」と即答。

即座に看板が取り付けられました。

 

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*実際の看板とは関係ありません。

 

しめしめ、小遣いが出来たと田中は喜んでいましたが

「あれ 何?」

と看板を見た同居人たちが騒ぎ出しました。

 

「あ~、かくかくしかじかなんで、それで鰻でも食いに行くか?」

と、ついつい口を滑らせてしまいました。

 

直ぐに売れませんよ~に…と毎日祈りを捧げていましたが、瞬く間に売れてしまったようです。

 

SHIT !

 

せこい田中は、そのうち忘れてくれるだろうとダンマリを決め込みました。

 

しかし同居人たちは忘れることなく

「あの鰻はいつ行くんだ?」

と定期的に催促してきました。

 

田中はしらを切り通すことに疲れました…。

 

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ビールは仕方ないとしても

 

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肝焼きや

 

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白焼きまで注文されて

 

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結局は看板代から足が出て、不足分は田中が支払う羽目に…。

フェンス空き有り。求む!広告看板。 Such Is Life.

 

間違い

旦那さんと間違えて、廊下で違う人を驚かせてしまった奥さんのエピソードが「ほっこりした話」として話題になっていました。クスリと笑える素敵な話です。

 

article.yahoo.co.jp

 

この記事を読んで思い出したことがあります。

それは30年以上前のこと、当時住んでいたアパートに先輩ご夫婦が遊びに来られた時の話です。僕の部屋は3階でしたが、勘違いした先輩は2階の同じ位置にある部屋のベルを鳴らしました。

 

2階の奥さん「どちら様ですか?」

先輩「強盗だ!」

奥さん「……」

先輩「いいから早く開けろ!〇〇(僕の名前)!」

奥さん「うちは〇〇ではありません」

 

先輩は、ドアチェーン越しに青ざめた顔を出した見知らぬ奥さんに驚き、「間違えました。すいません」と謝って僕の部屋へ飛び込んできました。

 

今でも僕はその先輩の名前を呼び捨てにしています。Such Is Life.

 

戸惑い

コロナウイルスによる緊急事態宣言も全国レベルで解除される模様ですね(僕の地域は既に解除されていますが)。

 

そんな中、久し振りにゴルフに行きました。

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キャディさんはお休みで、クラブハウスはレストランや風呂は使えず、フロントでのチェックもソーシャル・ディスタンシングの対策が厳しく敷かれています。

 

僕の場合はゴルフをするというよりは、プレー中に気の合った長年のゴルフ仲間とくだらない話(罵りあい)をするのが楽しみです。ステイホームにも余りストレスを感じない僕ですが、矢張り外での活動は別物だと感じます。

 

しかし、自主規制が緩められても何をどこまでしてよいものやら戸惑いを感じているのも事実です。

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感染を防ぐためには外食などはまだまだ避けた方が良いのかとも思えるし、自信が感染拡大の原因となり得る恐れもあります。

 

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なので、外食をするのは後ろめたいような気もします。

 

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そして、何をブログにアップして良いのか、悪いのかも少々不安になるところです(本ブログは閲覧者が極少なので必要ないのかも知れませんが)。

 

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それから、このコロナ騒動で価値観が変わった日常の事柄もあります。小さなことではあるけれど、それが自分にとって必要不可欠か不要なのかという選択の意識みたいなものが生まれつつあります(無駄なことを沢山してきたなという反省かも知れませんが)。

 

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しかし、経済活動を考えればいつまでも委縮しているのも如何なものかと思われます。「金は天下の回りもの」、自粛ばかりではありとあらゆる産業が疲弊していってしまいます。

 

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特別何をしたいわけではないけれど、何をどんなタイミングならやっても良いのか、そうではないのか?規制解除後の悩ましい問題です。

 

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僕の活動が景気に及ぼす影響は無いにも等しいのは承知ですが、景気の気は気分の気、景気は気からとも言われます。様子を見ながらボチボチいくしかないですね。

 

色々と御託を並べてしまいましたが、手始めに気合を入れて麺ばかり食べています…という、そんな話でした。Such Is Life.

 

ポルチーニ茸のフリッジ

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乾燥ポルチーニのストックがあることを思い出して晩メシにショートパスタ。家族4人で1袋 250g が丁度良いボリューム(とてもひとりじゃ食べきれない)。

 

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ポルチーニとエリンギにしめじのキノコクリームフリッジ。香りがたまんなく良くってワインがすすむ。

 

クリームパスタは長いこと試行錯誤してきましたが、本日の出来は手前味噌ながらイタリアンレストラン級でした。

 

どうしてポルチーニを思い出したのか?

こんな歯科衛生士さんたちのおべんちゃらにのぼせているオッサンには負けたくありませんでしたので…。Such Is Life.

 

Nothing to forgive you

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The Killing Fields   1984年 英米

 

30年程前に見て以来、時々思い出してはもう一度見てみたいと思っていた映画(DVDを買えば済む話ではあったけど)。BSで放映されたので感激の再会を果たす。

 

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NYタイムズの記者シドニーは現地の記者であり通訳のプランと共にカンボジア内戦を取材していたが、ポル・ポトが率いるクメール・ルージュが優勢となり米軍が撤退することになる。

 

仏大使館に逃げ込んだ彼等であるが、外国人記者は帰国できるがカンボジア人のプランは国外へは出られない。シドニーは自力で国境を超えると言うプランを引き留め、パスポートを偽造して彼を助けようとするが失敗。プランはクメール・ルージュの労働農園に移送される。そこは大量殺害が繰り返されるキリングフィールド。

 

一方、米国に帰国したシドニーはプランを探す努力をしながらカンボジア取材の記事によりピューリッツァー賞を受賞するものの、当時の取材仲間からプランをカンボジアに残してきたことを非難される。

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4年間の強制労働を生き延び、プランは命からがら脱走を果たす。

 

プランが難民キャンプに逃げ込んだことを知ったシドニーは彼の元を訪れる。

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この再会シーンの感動的なセリフが忘れられなかったのです。

 

シドニー 「許してほしい」

プラン 「許すことなどなにもない」

 

凄惨なキリングフィールドを体験したプランの言葉が凄い。

この映画は事実に基づいた話です。

 

そして、確かめたかったのが原語で何と言っていたのかです。

 

Forgive me

Nothing to forgive you , Nothing

 

この作品は戦争映画としてではなくヒューマンドラマの名作として僕の映画ベスト10 に殿堂入りです。Such Is Life.