浜松市中区板屋町に Le Rentier というオーセンティックバーがある。
どうやらこちらのお店が開店10周年を迎えたらしい。記念イベントとして長野県駒ヶ根にあるウイスキー蒸留所見学のバス旅行を催すという。題して「大人の遠足」だ。
折りしもその日は都合が良かったのでついていくことにした。
信州マルス蒸留所 (長野県上伊那郡宮田村)
こちらが遠足の目的地。マルスウイスキーの蒸留所。
この遠足に集まった方たちは言うまでもなく酒好きである。バスが動き出したその時からビールが配られる。もちろんお断りをするなどという遠慮深い方などは皆無である。
朝ビールは実にうまい。なんだかいけないことをしている後ろめたさが味を引き立てる。そう高校生の頃に隠れて吸ったタバコのように…。
でも大人は羽目を外してはならないと自分に言い聞かせる。
ところが未だ目的地までの半分にも到達していないというのに車内のピッチは急上昇。ワインやシャンパンのビンを抱えて盛り上がる人々が続出。
これはピッチが速すぎると思いつつ、恥ずかしながら自分もその勢いに巻き込まれてしまった。
昼食は駒ヶ根名物「ソースカツ丼」を皆さんで。地ビールを飲んでさらに盛り上がる。おかげで写真を撮り忘れる失態を。恐らくこの時がこの日のテンションのピークだっただろう。それじゃあダメじゃん、ここからが本日のメインだというのに…。
マルス蒸留所では工場長からウイスキー製造の薀蓄を賜る。何回か聞いたことがあるような気がするので酔いも手伝い話はスルー。
工場見学の後はショップで試飲会。オリジナルグラスを貰ったりして皆さんご機嫌だ。
光善寺 (長野県駒ヶ根市赤穂)
蒸留所を後にして少しだけ近隣の寺院を観光。
こちらの銅像は「早太郎」という伝説の犬。我が地元近隣の磐田市では「しっぺいたろう」と呼ばれていて怪物を退治してくれたという有難いお犬様だ。
そんなこんなでバスに乗り込み帰路につく。往路の車内とは打って変わって静かなこと。皆さん飲み疲れたのか殆どの方がうたた寝状態。それだけ楽しかったということでしょうね。
マスター10周年おめでとうございます。お疲れ様でした。楽しい旅でした。
参加した方たちのお人柄が皆さん素敵だったのはマスターの人徳でしょう。(と今日だけは誉めておきましょう)
20周年でも楽しいイベントが開催されますよう、お店の益々の発展をお祈りしています。
10周年記念オリジナルボトルのお土産付きでしたね。が、何故か手元にありません。
次回までにちゃんと用意しておきなさい。Such Is Life.